3連覇を目指す2026年シーズン、ロサンゼルス・ドジャースのナ・リーグ西地区での優位性は変わらないようだ。ドジャース専門メディア『Dodgers Way』が現地12月14日の記事で見解を示した。
4年連続で地区優勝を果たしているドジャースが、26年も地区を制するのか。同メディアは、「かつてナ・リーグ西地区は全米で最も熾烈と言われていた時期があった。最近でも昨オフにアリゾナ・ダイヤモンドバックスがコービン・バーンズに巨額の資金を投じ、サンフランシスコ・ジャイアンツはウィリー・アダメスを獲得。オフに静かだったサンディエゴ・パドレスはトレード期限前にメイソン・ミラーら7選手を補強した。しかし、ドジャースを止めることはできなかった」と、25年シーズンを振り返った。
「25年のドジャースは、最初から最後まで圧倒的な強さを見せたわけではなかった。いくつかの失敗、試練、失望があった。それでも、最も重要な場面で底力を発揮して、地区を制してポストシーズンで頂点に立った。今オフに注視しなければいけないのは、ナ・リーグ西地区で新たな軍拡が行なわれているのか、それともドジャースを相手に他球団が降参し、運命を受け入れたのか見極めることだ。そして、その答えは明らかだ」
ドジャース首脳は今オフ、「大型補強は行なわない」というメッセージを世間に発信していた。「とくにブルペンの状況を考えるなら、ドジャースファンにとっては不安でしかなかっただろう。ブルペンを改善できなければ、3連覇の可能性が打ち砕かれる恐れがあるからだ。しかし、そうした発言は煙幕だった。ドジャースは移籍市場の傍観者になることなく、しかもブルペンを補強するためにニューヨーク・メッツの守護神エドウィン・ディアスを獲得したのだ」とドジャースフロントの動きを称えている。
「しかも、補強に関する噂はまだ続いており、さらなる動きがある可能性が高い。こうした動きによって、アリゾナ、サンディエゴ、サンフランシスコから白旗が上がるかもしれない――コロラドは永久白旗だ」
このような見解を示した同メディアは、さらに他球団の状況にも言及。「ダイヤモンドバックスは苦境に立たされている。25年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたコービン・バーンズは26年も全休する可能性があり、ケテル・マルテに移籍の噂がある。メリル・ケリーと2年4000万ドルで(約62億円)再約したが、それがどれだけの影響を与えるかは不明だ」とした。
「パドレスはすでにディラン・シースとロベルト・スアレスを失い、マイケル・キングも退団するだろう。加えてニック・ピベッタ、メイソン・ミラー、ジェレマイア・エストラーダ、エイドリアン・モレホンといった名前が、トレード候補に挙がっている。25年のトレード期限直前に行なった取引でファームは枯渇。オーナー陣は権力闘争に巻き込まれ、財政難から球団の売却も検討されている」
ジャイアンツについても、「トップ選手を獲得する噂があり、今後の動向を見通すのが少し難しいが、チームがどれだけの年俸負担に耐えられるのか、疑問が残る。ラファエル・デバース、マット・チャップマン、ウィリー・アダメス、ローガン・ウェブらと既に巨額の契約を結んでいますが、それでも才能の面でドジャースに匹敵するとは言い難い」と分析した。
「これら3球団が、ドジャースのようなレベルに達する戦力を揃えるために、巨額の資金を費やす意欲があるとは思えない。ただ、だからといってドジャースは補強の手を緩める理由にはならない。ドジャースはさらにナ・リーグ西地区の他球団との戦力差を広げようとしている。そうなれば、26年は余裕のあるシーズンになるだろう」
26年に3連覇を目指すドジャースの補強動向と同じように、地元メディアはダイヤモンドバックス、パドレス、ジャイアンツの移籍市場での動きを注視している。
構成●THE DIGEST編集部
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4年連続で地区優勝を果たしているドジャースが、26年も地区を制するのか。同メディアは、「かつてナ・リーグ西地区は全米で最も熾烈と言われていた時期があった。最近でも昨オフにアリゾナ・ダイヤモンドバックスがコービン・バーンズに巨額の資金を投じ、サンフランシスコ・ジャイアンツはウィリー・アダメスを獲得。オフに静かだったサンディエゴ・パドレスはトレード期限前にメイソン・ミラーら7選手を補強した。しかし、ドジャースを止めることはできなかった」と、25年シーズンを振り返った。
「25年のドジャースは、最初から最後まで圧倒的な強さを見せたわけではなかった。いくつかの失敗、試練、失望があった。それでも、最も重要な場面で底力を発揮して、地区を制してポストシーズンで頂点に立った。今オフに注視しなければいけないのは、ナ・リーグ西地区で新たな軍拡が行なわれているのか、それともドジャースを相手に他球団が降参し、運命を受け入れたのか見極めることだ。そして、その答えは明らかだ」
ドジャース首脳は今オフ、「大型補強は行なわない」というメッセージを世間に発信していた。「とくにブルペンの状況を考えるなら、ドジャースファンにとっては不安でしかなかっただろう。ブルペンを改善できなければ、3連覇の可能性が打ち砕かれる恐れがあるからだ。しかし、そうした発言は煙幕だった。ドジャースは移籍市場の傍観者になることなく、しかもブルペンを補強するためにニューヨーク・メッツの守護神エドウィン・ディアスを獲得したのだ」とドジャースフロントの動きを称えている。
「しかも、補強に関する噂はまだ続いており、さらなる動きがある可能性が高い。こうした動きによって、アリゾナ、サンディエゴ、サンフランシスコから白旗が上がるかもしれない――コロラドは永久白旗だ」
このような見解を示した同メディアは、さらに他球団の状況にも言及。「ダイヤモンドバックスは苦境に立たされている。25年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたコービン・バーンズは26年も全休する可能性があり、ケテル・マルテに移籍の噂がある。メリル・ケリーと2年4000万ドルで(約62億円)再約したが、それがどれだけの影響を与えるかは不明だ」とした。
「パドレスはすでにディラン・シースとロベルト・スアレスを失い、マイケル・キングも退団するだろう。加えてニック・ピベッタ、メイソン・ミラー、ジェレマイア・エストラーダ、エイドリアン・モレホンといった名前が、トレード候補に挙がっている。25年のトレード期限直前に行なった取引でファームは枯渇。オーナー陣は権力闘争に巻き込まれ、財政難から球団の売却も検討されている」
ジャイアンツについても、「トップ選手を獲得する噂があり、今後の動向を見通すのが少し難しいが、チームがどれだけの年俸負担に耐えられるのか、疑問が残る。ラファエル・デバース、マット・チャップマン、ウィリー・アダメス、ローガン・ウェブらと既に巨額の契約を結んでいますが、それでも才能の面でドジャースに匹敵するとは言い難い」と分析した。
「これら3球団が、ドジャースのようなレベルに達する戦力を揃えるために、巨額の資金を費やす意欲があるとは思えない。ただ、だからといってドジャースは補強の手を緩める理由にはならない。ドジャースはさらにナ・リーグ西地区の他球団との戦力差を広げようとしている。そうなれば、26年は余裕のあるシーズンになるだろう」
26年に3連覇を目指すドジャースの補強動向と同じように、地元メディアはダイヤモンドバックス、パドレス、ジャイアンツの移籍市場での動きを注視している。
構成●THE DIGEST編集部
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