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度重なる怪我→手術できず→消化不良の想い抱えメキシコ挑戦へ…国吉佑樹が“進撃をやめない理由” 「どれだけプラスにできるかは自分次第」

萩原孝弘

2026.01.13

メキシコリーグに挑戦する国吉。さらなるレベルアップを目指す。写真提供:あじさいプラザ

メキシコリーグに挑戦する国吉。さらなるレベルアップを目指す。写真提供:あじさいプラザ

☆怪我に泣いた2025年

 横浜から千葉に戦いの舞台を移して早5年。プロ16年目を迎えた国吉佑樹は、忸怩たる1年を過ごした。

 2024年はロッテの球団記録となる24試合無失点記録を樹立。41試合登板で3勝1敗1セーブ、ホールドポイント13、防御率1.51と「キャリアハイといってもいい成績でした。何より始めてシーズン通して一軍にいることもできましたので、充実した年でした」と本人も納得の1年だった。
 
 さらなる飛躍を目指してスタートした2025年。しかし歯車は自主トレ終盤で狂った。「最後の方に右のハムを肉離れしてしまって…キャンプはほぼリハビリに費やしました」

 ファーム開幕には何とか間に合ったが、4月には肘に違和感を覚え、約1か月の離脱。その後は「ある程度は投げられたのですが、夏前にもまたいろいろ痛めてしまって。8月のアタマには足首に力が入らなくなってしまいました」と負のスパイラルに陥ってしまった。

「球団には早く手術をしたいと伝えたのですが、シーズンが終わるまで待ってほしいと言われまして…」。球団の意向を飲み込んだままシーズン終了。待っていたのは戦力外の知らせだった。「手術やリハビリは球団が面倒を見てくれました」と一定の誠意を汲み取ったが、ドクターから完治を告げられたのは「11月20日でしたね」と師走の足音がしっかりと聞こえる時期だった。

☆後手に回ったオフシーズン

 身体さえ万全ならまだやれる自信はある。だがオフシーズンの時の流れは早い。

「結局手術が遅れた分だけ出遅れましたよね。トライアウトも受けられませんでしたし」。34歳の年齢に加え、各球団の補強のルートには乗れなかった。結果が出なければ契約されない厳しい世界では「怪我も自己責任」と現実は理解している。割り切りつつ、次なるターゲットとして海外に目を向けた。

「海外の中でもアジアが希望ではありました。台湾のチームの編成リストに入っていたという話も聞きました。でも手術の遅れで一旦見送りになっている間に、もう他の選手と契約してしまいました、というのも実際あった話です」。ここでも後手に回った感は否めない。

「アジアもちょっと難しいかな」。次に着目したのはアメリカや中南米リーグ。「契約が取れないかと、エージェントにお願いしました」と遠く離れた大陸に活路を求めた。
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