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MLB

「オオタニだけが唯一の光だ…」繰り返されるエンジェルス中継ぎ陣の“炎上”に専門メディアも嘆き

THE DIGEST編集部

2021.05.24

出色のパフォーマンスを続ける大谷だが、それが勝利に結びついていない現状に専門メディアも頭を抱えている。(C)Getty Images

出色のパフォーマンスを続ける大谷だが、それが勝利に結びついていない現状に専門メディアも頭を抱えている。(C)Getty Images

 現地時間5月22日に本拠地で行なわれたオークランド・アスレチックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスは2-6と完敗。アメリカン・リーグ西地区で首位との差は8.5に広がった。
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 先発のパトリック・サンドバルは5イニングで2失点と最低限の仕事を果たすも、後を継いだリリーフ陣がどうにも締まらない。2番手のアレックス・クラウディオと3番手のハンター・ストリックランドがそれぞれ1失点。そして4番手のジュニア・ゲラは2本のホームランを打たれて2点を失った。

 中継ぎがゲームを台無しにするのは、この試合に限ったものではない。今シーズンのチーム防御率がリーグ最低の5.28のエンジェルスが何度も繰り返している光景である。打線の援護も不意にしてしまうピッチングスタッフは、明らかなウイークポイントである。

 現地でも改善を求める声があらゆる方面からあがっている。エンジェルスをこよなく愛する専門メディア『Halos Heaven』は、「ショウヘイ・オオタニは魅せた。だが、他はどうだ? ん?」と、アスレチックス戦で4打数2安打と奮闘した日本人を称えつつ、厳しいチーム状況を嘆いた。
 
「オオタニだけが、この夜のエンジェルスにおける唯一の光だった。彼は二塁打と三塁打を記録して、チームの追い上げムードを高める打点もマークした。しかし、ブルペン陣が試合を手の届かないところへとやってしまった。継投として出てきた3人の投手は4イニングで4点を失ったのだ」

 直近12試合で9敗目と大きく負け越しているエンジェルス。シーズンの序盤戦とはいえ、地区優勝争いには早くも赤信号が点滅しかねない状況だ。それだけに『Halos Heaven』も「今のエンジェルスは最悪の場所にいる」と危機感を募らせている。

 主砲のマイク・トラウトが故障離脱中でもあるエンジェルスの現状を考えれば、大谷へのプレッシャーはますます増大する。それを和らげるためにもチームの復調、ひいては投手陣の改善が求められるのだが……。

構成●THE DIGEST編集部
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