専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

登板翌日は疲れ知らずで凄み増す!? 驚異の打率と奪三振率を残す“タフガイ”大谷翔平はジャッジらライバルを凌駕

THE DIGEST編集部

2022.08.30

疲労が溜まっているであろう夏場に入り、凄みが増している大谷。彼が残す投打のスタッツも際立ったものになっている。(C)Getty Images

疲労が溜まっているであろう夏場に入り、凄みが増している大谷。彼が残す投打のスタッツも際立ったものになっている。(C)Getty Images

 球界屈指の天才ヒッターのタフネスぶりが際立っている。

 現地時間8月28日に行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、「3番・DH」で先発。7回に迎えた第4打席に28号ホームランを放つなど4打数3安打2打点と活躍した。

 特筆すべきは、これが先発マウンドに立った翌日だという点だ。27日(現地時間8月27日)の同カードで今季22度目の登板を果たした大谷は、7回、それも今季自己最多となる109球を投げて、被安打2、9奪三振の好投。見事に相手エース、アレック・マノーアとの投手戦を制していた。

 もっとも、二刀流の天才は登板翌日にこれまでも活躍してきた。それは何よりもスタッツが証明している。今季ここまでの22度の先発登板のうち、翌日も試合があったのは18試合。そのうち15試合に出場した大谷の成績は、53打数17安打で打率.320、6本塁打。通算の打撃成績を上回っているのだ。さらに登板翌日もスタメン出場した試合に限れば、打率は.333にまで上昇する。
 
 加えて、大谷は夏場にめっぽう強い。今季も8月の成績は以下の通りだ。

【打者】
打率.303、6本塁打、15打点、長打率.607、出塁率.382
【投手】
28.2イニング、奪三振率9.73、防御率2.20、WHIP1.22

 出場試合数が異なるために一概に比較はできないが、同時期のスタッツを単純に見比べれば、「打者・大谷」の打率と長打率はアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)を凌駕し、「投手・大谷」の防御率と奪三振率はサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)を上回っている。いずれもMVPやサイ・ヤング賞を選択するうえで重要な指標となる「bWAR」で上を行くライバルだ。

 連戦が続き、間違いなく疲労は蓄積している。さらに言えば、大谷は約1週間前にウイルス性胃腸炎で欠場もしていた。そうしたなかで投打による出色のパフォーマンスを続ける大谷には、ただただ驚くしかない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「なんてこったぁ!」大谷翔平の“心温まる対応”に敵地ファンが感動!子どもが喜ぶ姿に海外記者もほっこり

【関連記事】「夢はすべて叶った」笑顔の大谷翔平が見せた“脱帽シーン”に敵記者も感嘆!「オオタニとの距離はグッと縮まった」

【関連記事】敵主砲の家族も虜! 大谷翔平がコレアの妹にファンサービスで感涙させる。サプライズの兄は「別格だね」と脱帽
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号