ついに世界のホームラン王、王貞治氏の記録に並んだ。

　東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が９月13日、本拠地・神宮球場での読売ジャイアンツ戦に４番・サードで先発出場。４回の第２打席で今季54号となるライトへの特大のホームランを放つと、９回の第５打席では日本人最多記録となる王貞治氏（元巨人）の55本に並ぶ特大の３ランを放った。
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　４回の第２打席に巨人エースの菅野智之からライトスタンド上段に突き刺す特大の54号ソロを放っていた村上。節目の一発は９回５点ビハインドの場面で飛び出した。２死一、二塁と敗色濃厚の場面ではあったが、対峙した抑えの切り札・大勢が投じた２球目の外角低めのストレートを強振。打った瞬間、村上は打球の行方を見ながら悠々と“確信歩き”で一塁へ。打球は特大の放物線を描き、逆方向のレフトスタンド上段に突き刺さった。

　神宮球場は騒然とした雰囲気に包まれる一方、試合を配信したDAZNの中継陣は「余韻がすごい…」と、なかなか言葉が出ず、呆気にとられた様子だった。

　試合は９対７で巨人に軍配が上がったが、神宮球場は村上の強烈な一発の余韻に包まれたままゲームセット。22歳のホームランアーティストがまざまざと存在感を見せつける形となった。

構成●THE DIGEST編集部
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