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「オオタニに与えないのはどうなんだ?」MLB現役右腕が大谷翔平のMVPに熱弁! 「正気の沙汰とは思えない」と持論

THE DIGEST編集部

2022.10.05

歯に衣着せぬ言動が話題を呼ぶストローマン(左)。彼はジャッジの大記録が誕生した真裏で、大谷(右)をMVPに推挙した。(C)Getty Images

歯に衣着せぬ言動が話題を呼ぶストローマン(左)。彼はジャッジの大記録が誕生した真裏で、大谷(右)をMVPに推挙した。(C)Getty Images

 ついに球界に金字塔が打ち立てられた。

 現地時間10月4日、敵地で行なわれているテキサス・レンジャーズ戦で、ニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは、5試合ぶりとなる本塁打をマーク。これで今季の本数を「62」とし、1961年のロジャー・マリスを抜いて、ア・リーグ歴代最多本塁打記録を更新した。

 瞬間にそれと分かる一打だった。9月28日のトロント・ブルージェイズ戦で61本目となる一発を放ってから18打数2安打とヒットすらも打てずにいたジャッジ。そのなかで、初回の第1打席に先頭打者として打席に入ったジャッジはカウント1-1からの3球目、真ん中に入ったスライダーをジャストミート。きれいな弧を描いた打球はあっという間にレフトスタンドに着弾した。

 61年ぶりにア・リーグ記録を更新したジャッジ。この歴史的かつ特大のインパクトとなる一発によって彼は、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)との争いが注目を集めたア・リーグのMVPレースでも大きく一歩を踏み出した印象がある。だが、ジャッジの62号の真裏で、二刀流の偉才を推挙した現役戦士がいる。シカゴ・カブスのマーカス・ストローマンだ。

 MLB通算64勝の右腕は、かねてから大谷を「神話上の生き物だ」と絶賛してきた現役選手でもある。そうしたなかで、今回自身のツイッターを更新した彼は注目を集めるMVP争いについて、「ジャッジは史上最も歴史的なシーズンを送っているが……」と切り出し、こう投稿した。

【動画】これぞMVPたる所以だ! 米識者も驚いた大谷翔平の「ありえないスライダー」をチェック
「オオタニにMVPを与えないのはどうなんだ? 彼がやっていることは、かつてないことであり、この先も二度と起こらないかもしれないことなんだ! 両方とも確かに十二分に値する選手だ! だから(ジャッジでも)間違った選択ではないけどね」

「オオタニは打者として34本塁打、投手としては200奪三振を超えているんだ。これは正気の沙汰とは思えない。思うに彼はMLB選手に化けた神話的な存在だ。俺にとってMVPにイージーな選択だ」

 時に歯に衣着せぬ言動で物議を醸すストローマン。一言居士として知られる31歳は、今回の投稿にファンから「多くの“専門家”がオオタニが二刀流をやるのは愚かだと言っていた。両方でオールスター級になるのすら無理だと言っていたよ」と意見されると、こうリプライをしてみせた。

「だから、“専門家”ってやつや“アナリスト”の言うことは鵜呑みにしちゃいけないんだ。彼らのほとんどは、オオタニのレベルのパフォーマンスはできないからね。このレベルのアスリートを批評する価値がないピエロなんだ! クリックをさせるためのウンチクばっかだ」

 はたして、白熱するMVPレースはいかなる決着を見るのか。ストローマンのように大谷を推挙する声は根強いだけに興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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