日本の若きスラッガーの一発は早くも海を越えて、米国メディアを震撼させているようだ。

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC)に向けた侍ジャパンこと日本代表の合宿は２月21日、午前中に投手と打者が実戦形式で対戦するライブBPが行なわれ、ダルビッシュ有と村上宗隆が対戦。村上がダルビッシュの速球をバックスクリーンへ運んでみせた。

【動画】村上宗隆がライブBPでダルビッシュから放ったバックスクリーンへの豪快な一発！ 　両雄の対戦に球場全体がざわめいた。ダルビッシュの今季初のライブBP登板で、いきなり村上がバッターボックスに入った。初球こそ豪快に空振りした村上だが、１－２からの４球目、真ん中高めの速球を豪快にバックスクリーンへと運んだ。村上はダルビッシュとの二度目の対決でもレフト前へ弾き返し、注目のマッチアップを制する格好となった。

　この村上の打棒に、アメリカでいち早く反応したのが大谷翔平マニアで知られるMLBアナリストのベン・バーランダー氏。ツイッターの投稿で「ムネタカ・ムラカミ!! この男は本物だ！　世界はすぐに彼を知ることになる。このWBCから、あるいは彼がMLBに来た時。彼はダルビッシュ有からまさにホームランを打ったところだ」と興奮気味に伝えている。

　ダルビッシュは、村上以外に大城卓三、近藤健介、岡本和真、牧秀悟と対戦したが、村上以外にヒット性の当たりは１本しか許さなかった。メジャーのスカウトも注目する村上が、期待通りのポテンシャルを発揮したと言えそうだ。WBCでの打棒爆発に期待が懸かる。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】WBCに挑む侍ジャパン30名の顔ぶれを厳選PHOTOで一挙紹介！

【関連記事】怪腕ダルビッシュ有は何が「とんでもない」のか。侍Jのブルペンで首脳陣も脱帽した尋常じゃない技術力と異能ぶり

【関連記事】ダルビッシュ有が示した「ちょっとレベルが違う雰囲気」。侍ジャパン合宿初日で１万８千人が興奮「とくに普段と変わらない」