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侍ジャパン

WBCで異彩を放った“投手王国”侍ジャパンの救援陣にヌートバーも脱帽「先発の4人以外はハッキリ言って知らなかった」

THE DIGEST編集部

2023.03.26

大谷とダルビッシュを擁した先発陣の知識はあったというヌートバー。しかし、彼も救援陣については驚かされたという。(C)Getty Images

大谷とダルビッシュを擁した先発陣の知識はあったというヌートバー。しかし、彼も救援陣については驚かされたという。(C)Getty Images

 アメリカで活動を続けてきた“サムライ”にとって、日本の投手陣が持つポテンシャルには驚かされるばかりだったようだ。

 去る3月21日(現地)に幕を閉じた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。決勝でアメリカ代表を破った日本代表の戴冠劇は、列島を熱狂の渦に包み込み、そして世界を驚かせた。

 14年ぶり3度目の世界一となった侍ジャパンにあって強みとなったのは投手陣だ。試合数に違いはあるものの、WBC全体での防御率(2.29)とWHIP(0.87)、被打率(.194)といずれも20チームで断トツのトップの数字を記録。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)や吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、村上宗隆(ヤクルト)らスラッガーの活躍が目立った一方で、投手陣が与えられたタスクを全うした影響は計り知れなかった。
 
 そんな最強投手陣の存在は、侍ジャパンに初参戦を果たしたラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)にとっても「サプライズだった」という。現地3月22日に掲載された米老舗専門誌『Baseball America』のレポート内で25歳の日系人スターは、「投手陣がとても良いことは分かっていた。ダルビッシュとショウヘイはもちろん、それからササキとヤマモトはここに来る前から知っていた」と前置きしたうえで、次のように告白した。

「けど、ブルペン陣がどれだけの層の厚さを持っているのかは、ハッキリとは知らなかったんだ。だけど、この先発陣なら優勝するチャンスはあるとは思っていた。そして、この先発陣に加えて、層が厚かったブルペン陣のおかげで勝利を掴むことができたんだ」

 このヌートバーのコメントを紹介した同誌は「日本の投手層の厚さと各選手の才能が最後にアメリカに勝り、無敗の優勝につながった」と断言。さらに「日本野球の文化は投手育成の質に根ざしており、それが強みになることを証明した。幅広い選択肢からより良い投手を選べるのは、日本野球の誇りだ」と侍ジャパンの投手力をあらためて絶賛した。

構成●THE DIGEST編集部

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