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MLB

「154キロの剛球で刺した!」大谷同僚、レンフローの“超強肩レーザービーム”に米番記者たちも驚愕!「これで通算60回目だ」

THE DIGEST編集部

2023.05.14

目下チーム最多の10本塁打をマークしているレンフロー。守備での貢献度ももちろん高い。(C)Getty Images

目下チーム最多の10本塁打をマークしているレンフロー。守備での貢献度ももちろん高い。(C)Getty Images

 イチローばりのレーザービームにスタンドがどっと沸いた。

 現地土曜日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でクリーブランド・ガーディアンズとの第2戦を戦い、6対8の逆転負けを喫した。8回表まで6対2とリードを奪いながら、その裏にリリーフ陣が大崩れして一挙6失点。前日と似た展開ながら、この日のチームは1点も返せずに敗れ去った。

 その試合で、自慢の強肩を発揮したのがエンジェルスのライト、ハンター・レンフローだ。エンジェルスの1対0で迎えた1回裏だった。1死ニ、三塁のピンチでベルの打球はライト方向への深めのフライ。三塁走者のタッチアップは確実だったが、助走をつけて捕球したレンフローは豪快なレーザービームで三塁へ送球。これが見事なコントロールでタッチアウトを奪い、しかも三塁走者がもたついてホームベースを踏む前の補殺だったため、相手に1点も与えないダブルプレーとなった。

 MLB公式のデータサイト『MLB STATS』は「これで2017年以降、ハンター・レンフローが記録した外野手補殺は60回に達した」と伝え、その期間に限定すれば、2位以下に12回もの差をつける圧倒的な数値だという。

 エンジェルス番記者としてMLB公式サイトにも寄稿しているレット・ボリンジャー記者はツイッターを更新し、「レンフローが驚異的な強肩でものの見事にロサリオを刺した。ガーディアンズはビデオ判定を求めたが、結果は明らかだったね」と称賛。かつてエンジェルスでも活躍した名手のマーク・グビザ氏も「ハンター・レンスロー(レンフローとスローを掛けた)!あっという間にピンチを失点ゼロで終わらせたんだ」と賛辞を惜しまない。
 
 さらに、MLB公式サイトでデータ部門に精通するサラ・ラング記者は「今回のレンフローの剛球は95.6マイル(約153.8キロ)。今季ここまでで95マイル以上の送球で補殺した外野手は彼だけよ」と紹介し、「そういえばレンフローは2022年4月に、96.2マイル(約154.8キロ)を記録している」と付け加えた。

 ミルウォーキー・ブルワーズから新加入した31歳。投打両面で高質なパフォーマンスを保証する男は、いまやすっかりエンジェルスに欠かせない中軸だ。

構成●THE DIGEST編集部

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