野球ファンの度肝を抜いた日本のスーパースターの慈善活動に隣国メディアも驚愕している。

　11月９日、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が自身のインスタグラムに日本国内にある約２万の小学校に約６万個のジュニア用グラブを寄付すると発表した。

　規格外な発表はSNSを中心に瞬く間に世界中に拡散。米メディアだけでなく、サッカーがメジャースポーツである欧州や南米メディアも反響を取り上げるほど、大谷が起こした寄付活動のニュースは大きなインパクトを与え続けている。

　無論、偉才の行動力には野球が人気スポーツとして定着している韓国のメディアも見逃していない。韓国紙『朝鮮日報』は「メジャーリーグで大活躍中の日本人スター、オオタニ・ショウヘイが最近、日本のすべての小学校に野球グローブを寄付することを自身のSNSを通じて発表した」と報じている。
  　同メディアは「彼は合計６万個のグローブを寄付するのだが、グローブ１個の価格を10万ウォン（約１万円）とすると、約60億ウォン（約６億円）だ。これは、とてつもなく大きな寄付だ」とスケールの大きさに感服する。

　加えて、「日本のメディアによると、野球選手が北海道から沖縄まで全国規模で寄付するのは非常に珍しいとのことだ。対象小学校には、公立・私立の学校だけでなく、特別支援学校も含まれている」と続報を記し、大谷の発表は日本球界でも異例な活動だと付け加えている。

　さらに左利きへの配慮として、左利き用を含めたグローブを各学校に３個寄贈する点を強調したうえで、「オオタニは右投げ左打ちだ。左手で投げる子どもたちのことも忘れていない」と偉才のきめ細かな気遣いに感動していた。

　愛する野球の普及活動に力を注ぐ大谷。球界を席巻するスーパースターへの賛辞は、いまもなお広がり続けている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「野球しようぜ！」大谷翔平がジュニア用グラブ約６万個を寄贈！