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激動のシーズンを経てFAとなった藤浪晋太郎、マリナーズ専門メディアが獲得を熱望「リスクを冒す価値は十分ある」

THE DIGEST編集部

2023.11.17

今オフにFAとなった藤浪。2024年シーズンもMLBで投げることができるのだろうか。(C)Getty Images

今オフにFAとなった藤浪。2024年シーズンもMLBで投げることができるのだろうか。(C)Getty Images

 シアトル・マリナーズの専門メディア『SoDo Mojo』は11月15日、「FAで注目すべき3人のブルペンアーム」という記事を配信し、今オフの補強候補に藤浪晋太郎の名前を挙げた。

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 マリナーズはシーズン途中の7月31日、ポール・シーウォルドをトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに放出。「シーウォルドのトレードは、ブルペンに空白をもたらした。2023年シーズンのブルペンは全体的に見れば素晴らしかったが、リリーフ陣は年々不安になっている」として、同メディアはリリーバーの補強を求めた。

 そこで3人の投手名を挙げてチームに推薦している。そのうちのひとりが藤浪だ。「フジナミの名前を見て、このページを閉じようとした人は最後まで読んでほしい」と読者の注意をひきつけると、「確かに23年のフジナミは良くなかった。それは分かる。オークランド・アスレティックスでは苦しんだ。それでもボルティモア・オリオールズでははるかにいい成績を残した」と呼び掛けた。
 
「アスレティックスでは防御率8.57、WHIP(投球回あたりの被安打+与四球)1.66、イニング49.1回、BB/9(与四球率)が5.5、K/9(奪三振率)が9.3。オリオールズでは防御率4.85、WHIP1.21、イニング29.2回、BB/9が4.6、K/9が9.7」

 このように同メディアは2チームでの数字を比較し、藤浪の有益性を示した。「マリナーズのコーチ陣にフジナミの短所を改善できるとは思わないが、それでも球速はあるし、可能性を秘めていると感じている」と期待を寄せた。

 さらに、「しかも契約上のデメリットは少ない。複数年契約は要求してこないだろうから、フジナミにはリスクを冒す価値が十分ある」と力説。チームに藤浪の獲得を要求した。

 アスレティックスでメジャーデビューを果たし、トレード先のオリオールズで好投。しかし進出したプレーオフでは登録メンバー外になるなど、激動の1年を過ごした藤浪。今オフに次のチームを見つけ、MLB2年目にその剛腕で飛躍してもらいたい。

構成●THE DIGEST編集部

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