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FA投手9人の“最高の球種”をMLB記者が選定!大谷翔平、山本由伸、スネル、グレイ、ヘイダーら登場「この球がなければ、このレベルに到達しなかった」

THE DIGEST編集部

2023.11.28

MLB記者が大谷(左)のスプリッター、山本(右)のカーブを称賛した。写真:鈴木颯太朗、(C)Getty Images

MLB記者が大谷(左)のスプリッター、山本(右)のカーブを称賛した。写真:鈴木颯太朗、(C)Getty Images

 MLB公式のデビッド・アドラー記者は11月26日、「FA投手の最高の球種」という記事を配信し、9人の9つの球種を紹介。「一流の投手は、ひとつや2つの素晴らしい球種がなければ、このレベルに到達しなかっただろう」として、ひとりの投手につき代表的なひとつの球種を取り上げている。すでにフィラデルフィア・フィリーズと再契約したアーロン・ノラは含まれない。

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 アドラー記者は9人のうち、日本人投手の大谷翔平と山本由伸をチョイス。大谷についてはスプリッターを取り上げて、「二刀流のスーパースターのスプリッターは、メジャー入団の初日から、球界でもっとも厄介な球種のひとつだった。2025年にマウンドに戻ってもその事実は変わりない」と評価している。

 さらに、「オオタニのワイプアウト・スプリッターは、80マイル(約128キロ)台後半から90マイル(約144キロ)台前半と落差がある。MLBのキャリアでオオタニのスプリッターは被打率.103、空振り率50パーセントを記録。348打席で198の三振を奪っている。奪三振率は57パーセントで、これは2018年以降のあらゆる投手の球種のなかで、タイラー・グラスノー(タンパベイ・レイズ)のカーブ、ホセ・アルバラード(フィラデルフィア・フィリーズ)のカッターに次いで3番目に高い数字だ」と称えた。
 
 一方、山本のカーブについては、「クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)を彷彿とさせる美しいレインボーカーブ」と称し、「まだ『Statcast』のデータはないものの、WBCでのヤマモトのカーブは、平均77マイル(約123キロ)、2809回転、縦に66インチ(約168センチ)、横に14インチ(約36センチ)の変化を記録した。カーショウやマックス・フリード(アトランタ・ブレーブス)、アダム・ウェインライト(セントルイス・カーディナルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)のようなもので、メジャーで長く見られる楽しい球になるはずだ」と記している。

 その他にアドラー記者は、ジョーダン・ヒックス(前トロント・ブルージェイズ)のフォーシーム、ジョシュ・ヘイダー(前パドレス)のシンカー、エデュアルド・ロドリゲス(前デトロイト・タイガース)のカッター、ブレイク・スネル(前パドレス)のスライダー、ソニー・グレイ(前ミネソタ・ツインズ)のスイーパー、マーカス・ストローマン(前シカゴ・カブス)のスラーブ、ルーカス・ジオリト(前クリーブランド・ガーディアンズ)のチェンジアップを選んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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