10年総額７億ドル（約1015億円）の契約でロサンゼルス・ドジャース入りする大谷翔平が現地12月14日（日本時間15日）、本拠地ドジャー・スタジアムで入団会見に臨んだ。

　大谷は「本日はお集まりいただきありがとうございます」と新天地での第一声を発すると、「明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、このロサンゼルス・ドジャースの一員になれることを心より嬉しく思うと同時に今すごく興奮している」と入団が決まった胸中を明かした。

　そして、大谷が常々口にしてきた「勝利」に対して、大切なことは何かと問われると、「一番大事なことは全員が同じ方向を向いていること。オーナーグループをはじめ、フロントやファンの皆さんも含めて、チーム全員がそこを向いていることだと思う」などと話した。

【画像】史上初の快挙多数！「大谷翔平2023年の軌跡」 　二度目のMVPを獲得した2023年シーズンを終えた大谷は、６シーズンにわたり活躍したロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント（FA）となり、ドジャースのほか、トロント・ブルージェイズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブス、さらにはエンジェルスなどと争奪戦に。そして今月９日、大谷自身のインスタグラムで、ドジャースとスポーツ史上最高額となる1000億円超の契約で合意したことを発表。現地11日（日本時間12日）には球団が正式に契約を交わしたことを発表していた。

　契約内容は、７億ドルの契約額のうち97％にあたる６億8000万ドル（約986億円）を“後払い”にするという異例の形式に。「ぜいたく税」の回避に大きく貢献し、これでチームはさらなる補強に乗り出すことも可能となった。大谷が待ち望んだ“ヒリヒリする”プレーオフの戦いとワールドシリーズ制覇へ、大谷のメジャーでの第2章がいよいよ動き出す。

構成●THE DIGEST編集部

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