2023年度のプロスポーツ界で最も活躍した選手や団体を表彰する「第53回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞授賞式典」が12月21日、都内ホテルで行なわれ、各賞の受賞者が発表された。

　今回の「日本プロスポーツ大賞」は、３月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で14年ぶりの世界一に輝いた“侍ジャパン”が受賞。栗山英樹氏が監督として指揮を執り、大谷翔平やダルビッシュ有らメジャーリーグでも指折りの活躍を見せる選手たちと、村上宗隆や山本由伸ら日本のトップ選手を擁した野球日本代表の快進撃に新たな勲章が添えられた。

【PHOTO】内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞授賞式典に出席したスポーツ界のヒーロー＆ヒロインたち 「殊勲賞」ならびに「NHK賞」は、８月に開催された陸上の世界選手権女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花が受賞し、同じく「殊勲賞」には今季ア・リーグHR王を獲得し来季からはロサンゼルス・ドジャースに新天地を求める大谷翔平、昨年大賞を受賞し今月26日にスーパーバンタム級４団体統一戦を迎える井上尚弥が選ばれた。

「特別賞」は、38年ぶりの日本一に輝いたプロ野球の阪神タイガースと、J１リーグ初優勝を飾ったJリーグのヴィッセル神戸の関西プロ球団が受賞。「敢闘賞」にはモータースポーツで今季のSUPER GTとスーパーフォーミュラでシリーズチャンピオンを獲得した宮田莉朋、２年連続年間女王となった女子プロゴルフの山下美夢有、サッカー女子ワールドカップで得点王に輝き、なでしこジャパンの８強入りに貢献した宮澤ひなたが選ばれた。

　また、「功労賞」には今年５月に引退した石川佳純氏、今季限りで日本ツアーを引退した女子プロゴルフのイ・ボミが選ばれ、そのほか「最高新人賞」にプロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人、「新人賞」には阪神タイガースの村上頌樹、大相撲の熱海富士朔太郎、「スポーツ功労賞」に舘信秀氏（モータースポーツ）、東福寺保雄氏（モーターサイクルスポーツ）、綾部美知枝氏（女子プロサッカー）が選出された。

構成●THE DIGEST編集部

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