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プロ野球

元WBC代表右腕に永遠の原石、期待の長距離砲も?西武はソフトバンクから人的補償として誰を獲得するべきか<SLUGGER>

藤原彬

2023.12.23

西武は長打力不足が課題だけに、リチャードがプロテクト枠から外れた場合は指名する可能性も十分ありそうだ。写真:THE DIGEST写真部

西武は長打力不足が課題だけに、リチャードがプロテクト枠から外れた場合は指名する可能性も十分ありそうだ。写真:THE DIGEST写真部

 西武から国内FA権を行使していた山川穂高が、ソフトバンクへの移籍を決めた。山川が「Aランク」のFA選手だったことから、西武はソフトバンクから「今季年俸の80%」か「人的補償+年俸の50%」を受け取ることができる。西武が人的補償を選んだ場合、獲得候補になるのは一体どんな選手なのか。注目の人材を4人ピックアップした。

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■武田翔太(投手)
 高卒1年目の2012年から先発ローテーションの一角を担い、15年からは2年続けていずれもリーグ2位の13、14勝をマーク。多彩な球種の中でも代名詞である縦に弧を描くカーブを武器に、14年の日本シリーズ第2戦では6回2死までパーフェクトを演じるなど大舞台でも力を発揮した。

 だが、近年はブルペンが主戦場になり、今季は先発が早いイニングで崩れた後のロング救援が主な役割に。それでも、WBCや日本シリーズなど大舞台に何度も立ってきた豊富な経験は若手が多い西武投手陣にも好影響をもたらすだろう。28人のプロテクト枠からは外れる可能性が高いが、推定1億5000万円とされる高年俸を西武がどう考えるか。
■笠谷俊介(投手)
 大きく曲がるカーブやチェンジアップで緩急をつけて勝負するサウスポー。20、21年は一軍へ定着し、ショートスターターや救援もこなした。ただ、通算与四球率5.44と制球力に難があり、直近2年は他の左腕の活躍もあって一軍での登板機会が限られている。

 それでも、二軍では昨季が18登板で防御率2.56、被弾1本の今季は28登板で0.96と安定感を発揮している。プロ10年目の来季は先発として期待され、実績のある左腕が少なくなっているソフトバンクは手放さないかもしれないが、獲得できれば大竹耕太郎(阪神)のようなブレイクも期待されそう。最近になってショートカットにする前は肩上まで髪を伸ばしていて、西武に加入すれば「チームロン毛」の仲間入りも?
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