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MLB

「シャヌエルが新人王」「トラウトがMVP級の活躍」エンジェルス専門サイトが24年に起こりうる“5つの大胆な予測”を選定「可能性は無限大だ」

THE DIGEST編集部

2024.01.17

24年にMVP級の活躍が期待されているトラウト。怪我さえなければ、スーパースターたる存在感を発揮してくれそうだ。(C)Getty Images

24年にMVP級の活躍が期待されているトラウト。怪我さえなければ、スーパースターたる存在感を発揮してくれそうだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの情報を専門的に扱うサイト『Halo Hangout』が1月15日、「2024年シーズンに起こりうる“5つの大胆な予測”」と題した記事を配信。大谷翔平の退団後に有力な補強がなく、今オフに明るい話題がないチームにあって、ポジティブな内容を展開している。

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 前向きな予測のひとつ目に挙げたのが、気鋭の若手内野手ノーラン・シャヌエルのア・リーグ新人王の受賞だ。「エンジェルスのファームの評価が低いのは、21歳のシャヌエルや22歳のザック・ネトといった若手をメジャーに引き上げたのが大きな理由だ。他の球団であれば、彼らはまだマイナー所属だっただろう。シャヌエルは23年に29試合に出場。打率.275、出塁率.402、長打率.330、本塁打1、打点6を記録。プロ経験がほぼゼロにもかかわらず、出場した29試合すべてで出塁と好印象を残した。開幕から一塁手として出場できれば、新人王に輝く十分なチャンスがあることを意味する」と、若手スター候補に期待をかけた。

 2つ目には「マイク・トラウトのMVP級の活躍」を予測した。「過去3年、怪我がトラウトのキャリアを狂わせたのは周知の事実。チームにも本人にも大きなダメージを与えた。もし健康でシーズンを過ごせるなら、それこそオオタニがナ・リーグのロサンゼルス・ドジャースに移籍したこともあり、トラウトにア・リーグMVPのチャンスがあるはず。DHとして打席に専念できるようなら、その可能性は高まる」として、4度目となるMVPも非現実的ではないと見通した。

 3つ目に挙げたのは、「先発リード・デトマーズのブレイク」だ。「23年は好・不調の波があったが、テキサス・レンジャーズ戦で7回1/3までノーヒットノーランに抑えた試合を覚えているだろうか。23年は28試合に登板して4勝10敗、防御率は4.48だったが、5月下旬から7月上旬の7試合では防御率2.59を記録していた。この投球を継続することが重要だ」と評し、「不安定な立ち上がりを、新投手コーチのバリー・エンライトに改善してもらいたい」と期待した。
 
 4つ目には、「ベン・ジョイスのクローザー定着」を予想。23年5月にメジャー昇格した23歳の投手は、12試合に登板して1勝1敗4ホールド。防御率は5.40だった。「エンジェルスのクローザーはカルロス・エステベスだが、シーズン終盤に不振に陥って信頼性を損ねてしまった。24年もエステエスがクローザーを担うだろうが、将来的にはジョイスが定着するだろう。エステベスは契約最終年であり、トレードによる退団も考えられるため、ジョイスの存在が大きくなるはずだ」と、若きクローザーの抜擢を予見している。

 最後の5つ目の予測は、「ネトのゴールドグラブ・ファイナリスト入り」とした。23年4月15日にメジャー契約を勝ち取り、22年のドラフト指名選手として最速メジャーデビュー。「内野ならどのポジションもこなせるユーティリティーで、主に遊撃手として84試合に出場。バットよりもグローブで強い印象を残した。ロン・ワシントン新監督のもと、守備面の向上が期待できる。可能性は無限大だ」と高評価して、将来のスター候補を称えている。

 大谷が抜けてしまったエンジェルスだが、24年のチームにはさまざまな注目点がありそうだ。トラウトをはじめ、シャヌエルやデトマーズ、ジョイス、ネトはどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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