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レイズと上沢直之のマイナー契約を「魅力的な動き」とMLB公式が評価! 「イニング数」「適正価格」などのメリットに言及

THE DIGEST編集部

2024.01.20

メジャー移籍が決まった上沢。レイズとの契約についてMLB公式サイトが報じている。(C) Getty Images

メジャー移籍が決まった上沢。レイズとの契約についてMLB公式サイトが報じている。(C) Getty Images

 今月12日、メジャーリーグ(MLB)のタンパベイ・レイズが上沢直之とマイナー契約を結んだことを発表した。北海道日本ハムファイターズで12年のプロキャリアを重ね、来月には30歳を迎える上沢は、2024年に念願のメジャーのマウンドに立つべく新たなスタートを切った。

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 交渉の中では他球団からメジャー契約も提示されたと報じられた上沢が、敢えてレイズとマイナー契約を結んだこともあり、今回の新天地決定についてはさまざまな反響を呼んでいる。MLB公式サイトは1月19日、上沢についての特集記事を配信。レイズと上沢が交わした契約内容や、獲得についてのメリットなどを論じる内容となっている。

 同メディアは、通常、マイナー契約は大きな話題とならないとしながらも、「レイズは先週、今年配当が得られるかもしれない魅力的な動きをみせた」と日本人右腕獲得を評している。その理由として、3つのメリットを挙げており、1つ目に「レイズはイニングを必要としている。彼はそれを提供できる」と綴っている。

 その中で「実際、この右腕は昨年パ・リーグ最多の170イニングを投げた。その前年は160イニング、2021年は160回1/3を投げ、さらに18年は171回1/3を投げている」とNPB時代の記録を紹介し、またシェーン・バズ、ジェフリー・スプリングスといった負傷により戦列を離れている先発要員の復帰が先であると説きながら、「今季のレイズにとって、(上沢の)必要性はさらに顕著になるかもしれない」と見通している。

 次に、上沢との契約が「適正価格」であるとして、「40人枠に入りメジャーに昇格すれば基本年俸250万ドル(約3億6300万円)、マイナーなら22万5000ドル(約3260万円)」と契約内容を示しており、「比較的、ローリスク・ローコストの獲得でもある」と主張。また、即座にメジャーのロースター入りとならないことが、チームにとって40人枠への影響が少なく、上沢自身も適応へのプレッシャーが小さいとして、それぞれメリットであると指摘した。

 さらに3つ目として「彼がここに居たかった」と記しており、上沢がレイズ球団への加入を望んでいたと説明。「投手育成の豊かな歴史に惹かれた」という上沢のコメントを引用し、その上で「メジャーリーグでの保証された契約を蹴ってレイズに入団したという。タンパベイは、高度なデータとシンプルなメッセージを駆使して、トロピカーナ・フィールドにやってくるほぼすべての投手から最大限の力を引き出すという、投手に対する驚くべき実績を持っている」と球団の特徴にも言及している。

 また、トピックの最後では「ウワサワは圧倒的な投球術を持っているわけではないが、彼のピッチングには十分なコマンドと深みがあり、特に速球とスプリッターには興味をそそられる特徴がある」とスキルを称えている。

 今回の契約にはスプリングキャンプへの参加も条件に含まれており、早期でのメジャー昇格の可能性もゼロではない。さらなる成長を求めた上沢が大舞台のマウンドに立つ日も、決して遠い話ではないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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