偉才の勢いが止まらない。

　現地８月24日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に「１番・指名打者」で先発出場し、２試合連続となる今季41号逆転２ランを放った。

　２点ビハインドで迎えた５回だった。この回、ミゲル・ロハスの適時打でドジャースが１点差に迫ると、大谷は１死一塁の第３打席で低めのスプリットを右手一本で振り抜いた。打球は高々と上がり、ライトポール際のスタンド最前列にギリギリ入った。

　前日の試合では９回に劇的な40号サヨナラ満塁本塁打を放ち、史上最速となる出場126試合目でメジャー史上６人目の「40本塁打-40盗塁」を達成した大谷。偉業を成し遂げてもその勢いは止まらず、今季９度目の２戦連発となった。
  　この一打に現地記者も興奮気味だ。豊富な野球コンテンツをYouTubeで配信しているディラード・バーンハート氏はX（旧ツイッター）に大谷の41号ホームランの動画を即アップ。「ショウヘイ・オオタニは、ただただ素晴らしい」と綴り、そのアーチに感嘆を漏らした。

　大谷は後半戦に入ってからは33試合で12本塁打と、前半戦を上回るペースでホームランを量産。前人未到の「50-50」も視野に入ってきた。

構成●THE DIGEST編集部

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