かつての同僚も日本人スターの快進撃に興奮を隠せない。

　現地９月17日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地ローンデポ・パークで行なわれたマイアミ・マーリンズ戦に「１番・DH」として先発出場し、３回の第２打席で５試合ぶりの48号２ランをマーク。メジャー史上初の「48本塁打-48盗塁」に到達し、前人未到の「50-50」達成へ残り２本塁打、２盗塁としている。

　衝撃の一発が飛び出したのは、４点を追う３回１死一塁の第２打席だ。ここで大谷は、マーリンズ先発右腕ダレン・マコーガンと対峙すると、カウント1-1から内角に入ってきた３球目のスイーパーを強振。これが打球速度105.3マイル（約169.5キロ）、飛距離402フィート（約123メートル）を計測し、その弾道は右翼２階席まで届く特大アーチとなった。
  　未知の領域を突き進む偉才の活躍ぶりには、元チームメイトからの視線も熱い。16日、米スポーツメディア『The Sporting Tribune』のフレド・セルバンテス氏は、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトのインタビュー動画を公開。６年間ともにプレーした盟友が新たな偉業達成にまい進している姿に期待を注いでいる。

　トラウトは、いよいよ間近に迫ってきた「50-50」達成の可能性について、「ショウヘイなら、きっと成し遂げてくれるだろう」と言及した。「49になってからもプレッシャーがかかって大変だと思う」としながらも、勢いが止まらない大谷のパフォーマンスを興味深く見守っているようで、「彼の挑戦は見ていて楽しいよ」と温かい笑みを浮かべていた。

　今季のレギュラーシーズンも残すところ11試合。現在「51-51」ペースだが、はたしてどこまで数字を伸ばせるだろうか。大谷のラストスパートに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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