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大谷翔平の電撃“投手復帰論”に「彼ならきっとできるだろう」とド軍屈指の豪腕グラスノーが私見「彼に聞いたら『よし、投げよう』と言うのは確かだけど...」

THE DIGEST編集部

2024.10.25

WSでの大谷の登板について問われたグラスノー。(C) Getty Images

WSでの大谷の登板について問われたグラスノー。(C) Getty Images

 MLBワールドシリーズ(以下、WS)に駒を進めたロサンゼルス・ドジャース。世界一まであと4勝というところまで来てもなお不安視されているのが先発ローテーションだ。ポストシーズンここまでは先発投手3人に加え、リリーフ投手主体で継投を組み立てるブルペンデーを織り交ぜながらしのいできた。

 しかしヤンキースの強力打線の前ではいささか心許ないこともあり、一部のメディアやファンからは昨年2度目の右肘の手術を受けた大谷翔平のサプライズ登板を期待する声があるのも否めない。そんな中、チーム随一の豪腕が投手・大谷のWS登板について自論を語った。

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 今季ドジャースに加入し22試合に登板、9勝6敗の成績でチームをけん引しながらも、右ひじの怪我で今季絶望となっていたタイラー・グラスノーは米野球専門ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演。ドジャースの雰囲気の良さや自身の怪我の状況などについて語るとともに、大谷のWSでの投手登板が話題に上った。

 グラスノーは「彼がどのくらいの期間、離脱しているか分からないけど、タイミングによると思う。(トミー・ジョン手術の)2回目は特に医師からの許可が下りづらく半年ほど回復が遅れる。1回目の場合は13~15カ月、2回目は18~20カ月くらいだと思う」と自身も経験のあるトミー・ジョン手術の傾向も交えて説明した(※ただし大谷は手術の術式を明かしていない)。

 また、「彼は11年ほど(正確には10年)の契約を結んだばかりで長期的に見ても恐らく(今季中の登板)が最良のアイデアではないと思うよ。彼は打撃での貢献が大きかった。もし彼に聞いたら『よし、投げよう』と言うのは確かだけど、これはもっと集団的な決断だ。打者のいる状況での投球感覚を理解する必要があるから恐らく時間がかかる」と球団としてもメリットが少なく現実的ではないと指摘した。

 しかし「彼が支配的に投球できることは疑いない。チームの決断だから分からないが、もしそう(登板する)なら驚くけど彼ならきっとそれができるだろう」と笑みを浮かべながら私見を述べた。

 現実的にWSでの登板はあり得ないという見方が正しいように思えるが、同じ境遇を体験した投手にさえ「きっとそれができる」と言わせてしまう期待感を持っているのが“大谷翔平”なのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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