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「頻繁に怪我をするスター選手」レンドーンの後任選び、エンジェルスは「3人の三塁手にトレードの可能性を問い合わせた」米報道

THE DIGEST編集部

2024.12.17

(左から)レンドーン、アレナド、ボーム、スアレス。はたして25年のエンジェルスの三塁手は誰が務めるのだろうか。(C)Getty Images

(左から)レンドーン、アレナド、ボーム、スアレス。はたして25年のエンジェルスの三塁手は誰が務めるのだろうか。(C)Getty Images

 菊池雄星やカイル・ヘンドリクスといった投手陣をはじめ、トラビス・ダーノー捕手、内野手のケビン・ニューマン、ライアン・ノダ、外野手のホルヘ・ソレアらと今オフに積極補強を行なっているロサンゼルス・エンジェルスが、さらに選手を獲得するかもしれない。

 補強するポジションは三塁手。ペリー・ミナシアンGMはウインターミーティングで「少なくともそのポジションに目を向けている。もっとチームをよくしてくれる他の選択肢があるかどうか見極める覚悟が必要だ」と語っていた。

 24年の三塁手は、アンソニー・レンドーンをはじめ、内野のユーティリティープレーヤーのルイス・レンヒーフォを中心に、一塁手のブランドン・デュルーリー(FAで退団)をはじめ、ミゲル・サノー(FAで退団)、マイケル・ステファニック(FAで退団)、エリック・ワゲイマン(FAで退団)、チャールズ・ルブラン(FAで退団)らが務めていた。

 上記の三塁手のうち、現在もチームに残っているのはレンドーンとレンヒーフォだけ。こうした状況のなか、米誌『Sports Illustrated』は、「頻繁に怪我をするスター選手のレンドーンは、健康な時でも安定したパフォーマンスを発揮できていない。契約はあと2年残っており、年俸はそれぞれ3600万ドル以上(約55億円)。ミナシアンGMは三塁手を獲得してレンドーンを一塁手か二塁手にコンバートする案もあると語っていた」と伝えた。

 レンドーンは2020年に7年2億4500万ドル(当時約368億円)という大型契約でエンジェルスに加入。短縮シーズンだった20年こそ60試合中52試合に出場したが、162試合のフルシーズンとなった21年は58試合、22年は47試合、23年は43試合しか出場していない。24年も怪我で出場は57試合。打率.218、0本塁打、14打点に終わっていた。

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 エンジェルスが検討しているターゲットは3人いるという。「エンジェルスはノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)、アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)、エウヘニオ・スアレス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の3選手に、トレードの可能性を問い合わせた」と報じている。

「アレナードには今後3年で7400万ドル(約114億円)の支払い義務があり、トレードはかなり複雑になるだろう。元々はコロラド・ロッキーズとの契約で、21年にカーディナルスが引き継いだ契約にはトレート拒否条項が含まれている。アレナードは今オフにエンジェルスが獲得した何人かの選手と同じく、南カリフォルニア出身で、オレンジ郡の周辺で育った」

 残りの2選手については、「フィリーズもエンジェルスと同様にチーム改革を起こそうとしており、ボームは早い段階からトレード候補に挙がっていた。ダイヤモンドバックスはすでにスアレスの後釜を確保している」という状況で、エンジェルスのアプローチ次第では契約する可能性も出てくるという。

 25年のエンジェルスの三塁手は、はたして誰になるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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