シカゴ・カブスの今永昇太が現地４月29日、敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に先発し、６回途中（87球）で緊急降板した。５回まで５安打無失点と好投していたが、４点リードした６回に左中間二塁打を浴びたあと、右脚を気にするそぶりを見せてダグアウトへ下がった。
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　今永は３回まで２安打と快調ピッチング。最大のピンチは５回で、２アウトから下位打線に連打を浴び、さらにこの試合初の四球を与えて満塁のピンチを迎えたが、２番のブライアン・レイノルズを見逃し三振。わずか三球で仕留めて窮地を脱した。
  　カブスは４回に２アウトから３番・鈴木誠也がチーム初安打となる中堅左への二塁打で出塁すると、４番カーソン・ケリーが左翼へ７号２ラン。恋女房が頼もしい一発を叩き込み、カブスが先制する。５回にも７番ピート・クロウ＝アームストロングが右翼へ弾丸ライナーでの６号２ランを放り込み、４対０と今永を援護していた。

　ところが６回表、背番号18に異変が起きる。先頭の３番アンドルー・マカチェンに左中間を破る二塁打を打たれたあと、今永はベンチに向かってトレーナーを呼ぶ仕草をみせる。すぐにクレイグ・カウンセル監督や関係者がマウンドに集まると、左腕は右脚を気にする仕草をみせながら、そのままマウンドを降りた。

　この場面にはカブス専門放送局『Marquee Sports Network』が即反応。公式Xに「ショウタ・イマナガが今日の試合で負傷退場した」と速報を打つと、コメント欄にはカブスファンの悲鳴が上がった。

　試合は７回表までを終わり、カブスが７対０でリード。このままチームが勝てば今永に３勝目が付くが、左腕の状態が少し気掛かりだ。

構成●THE DIGEST編集部