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「すごく特別」初勝利の佐々木朗希、「すごい、なんか、あの」はにかみながら「いろんなものをかけられて、みんなにおめでとうと言ってもらえて、すごいうれしかった」

THE DIGEST編集部

2025.05.05

現地5月3日のブレーブス戦で初勝利を挙げた佐々木。(C)Getty Images

現地5月3日のブレーブス戦で初勝利を挙げた佐々木。(C)Getty Images

 現地5月3日、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、ついにメジャー初勝利を挙げた。5回98球、被安打6、被本塁打1、4奪三振、四死球3、3失点。雷雨の影響で3時間6分遅れの22時21分に試合が始まり、翌日の1時26分に終わった深夜の一戦で、チームの白星に貢献した。

「ほっとしているというか、よかった、うれしい気持ちです」。その1勝を噛み締めた佐々木は、「すごい、なんか、あの」と、はにかみながら「いろんなものをかけられて、みんなにおめでとうと言ってもらえて、すごいうれしかった」とチームメイトから祝福されたと明かした。

 約3時間の遅延の間は、「食事をとったり、急に始まると聞いていたので、先にルーティンを済ませといて、ぶらぶらしたり、ゆっくりしていました」と説明し、「試合開始が遅れたり、明日も試合があるなかで、大変な試合だったんですけど、そのなかで最低限の仕事はできたので、そこに関してはよかった」と振り返った。

 5回表のドジャースの攻撃中に日付をまたぎ、5回裏の投球は日付が5月4日に変わった後だった。日またぎ投球は「もちろん、初めてです」と答え、「僕にとって思い出に残るというか。こういった形での初勝利は、すごく特別でなかなか忘れられないんじゃないかと思う」と記念のメジャー1勝目を胸に刻んだ。

【動画】大谷翔平が8号アーチ、佐々木朗希がメジャー初勝利を挙げたブレーブス戦のハイライト
 
 投球については、「ストレートは決して納得できているわけではないですし、まだまだ普通にいいボールが投げられるなという気持ちのなかで、ほかの球種を使ったり、いいところに投げられればアウトはしっかりとれると感じている」と説明した。

 さらに、「きょうに関してはとくにスプリットがなかなか思うように使えなかった。そういった意味では、どうしてもストレートだけだと打たれてしまうので、うまくスライダーを見せながら、フォークもゾーンに入れながら。どうにかかわす形にはなったんですけど、そうした意味ではスライダーでカウントを取れたのはよかった」と語っている。

「点をとってもらって、失点する回が多かったので、なんとかストライクゾーンで勝負していって、あとはなるようになるかなと思っていた。とにかく3つのアウトをとることに集中して投げました」

 先発7試合目で待望の初勝利を手にした。「初勝利うんぬんの前に、なかなかチームに貢献できてる感じがなかった。最初はとくに」と語った佐々木は、「そんななかでここ最近は最低限、5回は投げられたりとか、徐々に仕事はできてきて。もちろん納得いっているものではないんですけど。きょうは野手と後に投げてもらったピッチャーに試合をつくってもらって勝てた1勝なのかなと思います」とチームメイトへの感謝も口にした。

構成●THE DIGEST編集部

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