メジャー初スタメンのキム・ヘソンが、すぐに結果を出した。ロサンゼルス・ドジャース傘下3Aオクラホマシティ・コメッツから昇格して３戦目。敵地でのマイアミ・マーリンズ戦に「９番・二塁」で出場し、４打数２安打、１打点、１盗塁と躍動した。

　５回の第２打席でメジャー初安打となる左前打を放って出塁。続く１番・大谷翔平の打席で２試合連続の二盗を成功させた。２死一、二塁で回ってきた６回の第３打席では、低めの変化球にバットを合わせて左翼前に打球を落とし、メジャー初打点を挙げている。

　キム・ヘソンの活躍を韓国メディアは大々的に報じた。日刊紙『朝鮮日報』は、「強烈なスタメンデビュー。攻撃、走塁、守備と三拍子すべてを発揮し、ファンに自分の名前を覚えさせた」と伝え、盗塁を成功させた後に大谷の２ラン本塁打が飛び出すと、「ホームを踏んだあとに大谷と一緒に喜んだ。ダグアウトでも大谷とハイタッチを交わし、頭をつかまれた。ドジャース入団後から韓国ファンが思い描いていたシーンがついに見られた」と報じた。

【動画】キム・ヘソンの初安打と大谷翔平の祝福
  　さらに、「現地中継カメラも注目していたキム・ヘソンが活躍し、メジャーリーグに強烈な印象を残した。スタメンデビュー戦でチームに活力をもたらし、満点のメジャーデビューとなった」と同胞のプレーぶりを称えた。

　スポーツメディア『OSEN』も、「先発デビュー戦で、マルチ安打、盗塁、打点。すべてをやってのけた。昇格３試合目で初スタメン。盗塁は前日に続く２個目で、成功率は100%だ」と伝えている。

　盗塁成功後、ホームランを打った大谷とダグアウトに引き揚げてきた際のチームの盛り上がりにも注目。「大谷とともに仲間たちの祝福を受けた。とくに本塁打を打った大谷は、誰よりも温かくキム・ヘソンを祝福した」と記し、先発デビュー戦での活躍と、大谷との絡みを強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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