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MLB

「すごく基本的なミス」山本由伸が2被弾よりも悔やんだ“2球” 指揮官も同じ場面に言及「ストライクにできていたら、全く違う試合になっていた」

THE DIGEST編集部

2025.05.09

満塁弾の原因となった四死球に悔しさをにじませた山本。(C)Getty Images

満塁弾の原因となった四死球に悔しさをにじませた山本。(C)Getty Images

 現地5月8日に行なわれたMLB、敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板した山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)は今季3敗目(4勝)を喫した。試合後、本人はMLBキャリア初の満塁ホームラン含む2被弾とその要因となったミスについて言及している。

【動画】満塁本塁打を含む2本のアーチを打たれた山本由伸
 その前に軽く投球を振り返ると、両軍無得点のまま迎えた4回裏、山本は先頭打者ペイビン・スミスにフルカウントから四球で出塁を許すと、続くジョシュ・ネイラーのヒット、エウヘニオ・スアレスへの死球で無死満塁のピンチを招く。そして前の打席で安打を打たれていたガブリエル・モレノに3球目のカットボールを捉えられ、MLBキャリア初のグランドスラムを浴びた。

 さらに5回にもケテル・マーテイにソロHRを放たれた山本。結果5回88球を投げて今季ワーストの6安打5失点を喫したほか、4三振2四死球の内容でマウンドを降りた。

 地元局『Sports Net LA』の取材に応じた山本は、「絶好調ではなかったですけど、なんとかウィル(・スミス捕手)のすごく良いリードのおかげでなんとか粘りながら投げられていた」とコメントしている。

 2被弾については、「打たれたのは良いバッターだった」とライバルの打棒を称賛。しかし自身の投球内容にも反省すべき部分があったといい、「ホームランを打たれた回のフォアボールだったり、デッドボールだったり、そういったピッチングのなかですごく基本的なミスが一発に響いてしまった」と悔やんだ。

 デーブ・ロバーツ監督(ドジャース)も同局の取材に同様の見解を述べており、「スミスへの3ー2からの球をストライクにできていたら、全く違うイニング、違う試合になっていたと思う。そしてスアレスに対して有利なカウント(0ー2)にしていたが、彼(スアレス)に当てて満塁にしてしまった」と件のイニングを振り返った。

 また、死球になったスライダーについて山本は、「狙いはアウトコースだった。少し内に入ったら一発もあるバッターだったので、そこだけは気をつけて意識して投げたんですが、あまり上手くいかず抜けてしまいました」と話している。

構成●THE DIGEST編集部

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