メモリアルな一発が飛び出した。
 
　現地５月12日（日本時間13日）、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、本拠地マイアミ・マーリンズ戦に「３番・左翼」で先発出場し、10試合ぶりの10号２ランを放つなど、３打数１安打２打点、１四球と活躍を披露。日本人メジャーリーガーの通算本塁打が900号に到達した。また、日本人選手が４年連続２桁本塁打を記録するのは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平に続き２人目の快挙だ。
 【動画】鈴木誠也が放った日本人通算900号＆４年連続２桁本塁打のメモリアル弾！

　本拠地を大いに沸かせたのは、３点リードの５回２死三塁という場面。ここで鈴木は、マーリンズの２番手左腕アンソニー・ベネジアーノと対峙すると、フルカウントから甘く入った６球目の直球を完璧にとらえ、打球速度106.7マイル（約171.7キロ）、飛距離413フィート（約126メートル）を計測する弾丸ライナーが左中間席に飛び込んだ。
  　この豪快アーチに米メディアからは、反響の声が続々。その中でカブスの専門的メディア『CHGO Cubs』の公式Xは、球団公式アカウントが公開した本塁打映像を引用した上で、「リーグのみんな、これからもどんどんセイヤ・スズキに真ん中の直球を投げてくれ」と挑発的なメッセージを投稿し、鈴木の好調ぶりに強い自信をにじませている。
 
　また、米メディア『Bleacher Report』の野球専門Xアカウント「B/R Walk-Off」は、「セイヤ・スズキがレーザーのような一発でリードを広げる！」と速報。地元メディア『Bleacher Nation』は、「マーリンズのブルペンが投入されても打線の勢いが止まらない」「角度20度のラインドライブを見てくれ」と驚異的な打球を紹介していた。
 
　なお、この試合はカブスが５対２で勝利。ナ・リーグ中地区の単独首位をキープしている。
 
構成●THE DIGEST編集部

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