意地の一打が飛び出した。

　現地５月14日、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは、本拠地アスレティックス戦に「２番・遊撃」で先発出場し、第５打席でダメ押しの２点適時打をマークするなど、５打数１安打２打点、１得点と活躍した。

　チームも９対３で大勝を飾り、ナ・リーグ西地区の単独首位をキープ。２位のサンディエゴ・パドレスとは、現在0.5ゲーム差だ。

【動画】痛烈二塁打で「申告敬遠の代償を払わせた」ベッツの怒りのパフォーマンス 　４対３で迎えた８回裏の１死二塁という場面、大谷翔平が打席に上がると、ここでアスレティックスのベンチは申告敬遠を選択。本拠地ドジャー・スタジアムがブーイングに包まれるなか、続くベッツは、４番手右腕タイラー・ファーガソンが投じた４球目のフォーシームを右中間へ弾き返し、これがダメ押しの２点適時二塁打となった。

　二塁に到達すると、雄叫びとともに力強く「ヒップロック」「デコルテポーズ」を披露したベッツ。この光景に、日夜ドジャースの情報を発信する『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者からは、「申告敬遠の代償を払わせた。２点適時打を放つと、二塁上で感情を爆発させ、アスレティックスのダグアウトに雄叫びを上げているように見えた」とX上で速報が出された。

　また、地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「申告敬遠の直後、ベッツが２点適時二塁打を放ち、塁上でかなり感情的になっていた」と反応。地元ラジオ番組『ESPN Los Angeles』のブレイク・ハリス記者は、「２点適時二塁打を放ち、相手ダグアウトに彼ら（アスレティックス）の間違いを突きつけているかのようだ」と投稿していた。

　選手層の厚さを見せつけているドジャース。今後も彼らの戦いぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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