専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

ダルビッシュ復帰の青写真にパ軍番記者が見解。ド軍との直接対決も控える“6月の過酷日程”へ...パドレスの決断は?

THE DIGEST編集部

2025.05.29

復帰が待たれるダルビッシュ。6月のドジャース戦には間に合うのか? (C)Getty Images

復帰が待たれるダルビッシュ。6月のドジャース戦には間に合うのか? (C)Getty Images

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は今季、今なお公式戦マウンドに復帰出来ずにいる。スプリングトレーニング中に肘の炎症を訴え、負傷者リスト(IL)入りとなってから、およそ3か月が過ぎた。

【動画】「最高の遊び場!」子どもをブルペンに連れて投球練習を行なうダルビッシュ
 今月に入り、故障箇所が回復に向かっていると報じられ、現地時間14日には3Aの試合に登板。チーム合流へ大きく前進したかに思われたが、その後、右肘の状態が思わしくなく、以降は実戦での投球を行なっていない。

 チームは同地区のロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツと上位を争っている現状から、日本人右腕のさらなる離脱長期化は大きな懸念に他ならない。そして、メジャー公式サイト『MLB.com』でパドレスの番記者を務めるAJ ・カサヴェル氏も、5月27日に同サイト上で、チームの今後について、複雑な心境を綴っている。

 その中では、ダルビッシュ、そして同じく右肩炎症でIL入りが発表されたばかりのマイケル・キングの現状に触れ、「(故障離脱が)特に厄介な時期に起きている」などと指摘。続けて、その理由を以下のように記している。

「パドレスは金曜日から27日間で26試合という過密日程に突入する。その中には同地区のライバルとの対戦が4カードも含まれており、ドジャースとは7試合を戦う予定だ。サンディエゴは当初、この厳しい日程にダルビッシュとキングの両名をローテーションに組み込むつもりだった。しかし今、その計画は不透明となっている」

 一方でカサヴェル氏は、ダルビッシュのコンディションについて、「現在は再び調整を行なえる段階にあるようだ」として、26日に本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦の試合前にはペトコ・パークでキャッチボールを行なっていたと振り返り、「2週間ほど前にはリハビリ登板で51球を投げているため、近いうちにマウンドに戻れれば、そのまま試合復帰につなげられる可能性もある」などと見通している。

 また長期連戦を前に、ダルビッシュとキングの復帰に期待感を示しており、「パドレスは6月の過酷なスケジュールを、主力投手2人抜きでスタートすることになる可能性が高い。しかし、その全期間を彼らなしで乗り越える必要があるとは限らない」などと論じている。

 過酷な長丁場の中で、ダルビッシュの初登板の瞬間は訪れるのか。チーム関係者、そしてパドレスファンもベテラン右腕の投球を待ち焦がれている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】相手投手は打球を見上げ呆然… 大谷翔平の逆方向への衝撃20号!

【記事】「これぞオオタニ ワールド!」3試合連続弾の大谷翔平に米メディア絶叫! 年間58.9本ペースの快進撃に「今季投げなくてもMVPだ」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号