仲良しコンビがアーチ競演だ。

　現地時間６月７日、敵地コメリカパークでデトロイト・タイガース戦に挑んだシカゴ・カブスは、鈴木誠也が15号ソロ＆16号ソロ、“PCA”ことピート・クロウ＝アームストロングが17号ソロを放つなど、計５本塁打の猛攻で６対１と快勝。貯金を今季最多タイの「16」とし、ナ・リーグ中地区の単独首位を快走している。

　強力なカブス打線の中でも特に存在感を示すのが、チーム内で本塁打トップを競い合うこの二人だ。初回に鈴木が先制の15号ソロを放つと、３対１の２点リードで迎えた７回には、PCAが２試合ぶりの17号ソロをマーク。その後、８回に鈴木が16号ソロで今季３度目のマルチ本塁打を記録するなど、最後まで勢いが止まらなかった。

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！ 　試合後、今季好調のPCAは報道陣の取材に対応。地元放送局『Marquee Sports Network』が映像を公開しており、その中で23歳の新星は、「彼（鈴木）に『２発打ってもまだ俺が勝ってる』と伝えた。彼が本塁打を放つと、僕も打たなきゃいけない。もしそれがモチベーションになれば、素晴らしいことだ」と話している。

　フィールド上では鈴木の股間を叩いたり、それをやり返されたりと、仲良くじゃれ合う姿もよく見られるPCA。先月、「大人と子どもでしょ。大人と子ども。以上」「ミーが大人っす」などと関係性を説明していた鈴木のコメントに対しては、「いや、それには議論の余地がある。この決着は裏でつけよう」と笑顔で反論してみせた。

　軽妙なやり取りでもカブスに明るい雰囲気をもたらす鈴木とPCA。このデュオが現在、チームの大きな原動力となっているのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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