ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が６月12日（日本時間13日）、本拠地でのワシントン・ナショナルズ戦に先発登板。５回2/3を１安打無失点、５奪三振１四球の好投で７勝目を挙げたが、６回に右太もも裏を負傷し、緊急降板。試合後、カルロス・メンドーサ監督から故障者リスト（IL）入りすることが発表された。

【動画】千賀滉大にハプニング...右太もも裏の負傷で緊急降板

　千賀は１点リードの６回１死で、ナショナルズの１番・Ｃ.Ｊ. エイブラムズと対峙。同打者が放ったファーストゴロの一塁ベースカバーに入った際に、一塁手ピート・アロンソからの頭上に逸れた送球をジャンプして捕球。着地とともに一塁ベースを踏んだが、その際に太もも裏を負傷した。その場に横たわり苦しい表情を見せ、トレーナーなども駆け寄り、そのまま緊急降板となった。

　試合後、メンドーサ監督は会見で千賀のIL入りを発表。地元紙『New York Post』は千賀について「（現地13日）金曜日にMRI検査を受け、負傷の重症度を判定する予定だ」と報じている。

　千賀への送球をミスしたアロンソは、インタビューで以下のようにコメントし、悔しさを滲ませている。

「本当に最悪な気分だよ...できる限りのベストな送球をしようとしたんだけど、うまくいかなかった。ただただ悔しい。ああいう結果になってしまったのが残念でならない」

　同じくチームメイトの外野手ブランドン・ニモは「彼には絶対に離脱してほしくないんです。僕たちのためだけじゃなく、彼自身のためにも。ここまで戻ってきて、いい状態に持っていくために本当に一生懸命努力してきたから」と昨季の負傷離脱にも触れコメント。また右腕エドウィン・ディアスは「センガ、俺たちは応援してるよ」とエールを送っている。

　千賀は今季、リーグトップの防御率1.59の好成績をマーク。エースとしてチームを支えてきただけに、今回の負傷離脱はメッツにとって大きな痛手だ。

構成●THE DIGEST編集部

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