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メッツ千賀滉大が防御率1.59で再びリーグトップ! NY放送局が驚愕した抜群の安定感、28試合連続「3」

THE DIGEST編集部

2025.06.07

ロッキーズ戦に先発した千賀。7勝目は逃したが、安定感ある投球で防御率リーグトップに立った。(C) Getty Images

ロッキーズ戦に先発した千賀。7勝目は逃したが、安定感ある投球で防御率リーグトップに立った。(C) Getty Images

 現地6月6日、ニューヨーク・メッツの千賀滉大が敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に先発し、6回を投げ5安打6奪三振1失点の好投をみせた。今季7勝目は逃したが規定投球回に到達し、防御率は1.59でリーグトップに立った。

 標高が高く打者有利の球場で千賀は丁寧に低めを突くピッチングで立ち上がりを三者凡退。2回もゼロで抑えたが、3回1死からロサンゼルス・エンジェルスから加入したモニアックに右翼ポール際へ先制アーチを献上。 次打者には右中間を破られる二塁打で得点圏にランナーを背負うと、続くジョーダン・ベックを四球で歩かせて一、二塁としたが、タイロ・エストラダをカットボールで三ゴロ併殺に仕留めて最少失点で切り抜けた。

 5回は先頭に左中間を破られる三塁打。追加点のピンチだったが、キストン・ヒウラを伝家の宝刀フォークで空振り三振。さらに一発を打たれたモニアックを一ゴロにすると、これを一塁手ピート・アロンゾがホームへ送球。いったん判定はセーフとされたが、メッツ側がチャレンジを申告してアウトに覆った。踏ん張りどころの千賀はなおも2死一、二塁と走者を背負うが、ベックを1ボールから3球連続フォークで三ゴロに打ち取りピンチをしのいだ。

 1点ビハインドのまま、千賀は6回のマウンドへ。2アウトから安打を許したが、ドイルをフルカウントで追い込むと、最後は150キロのカットボールで右飛。千賀は109球の熱投で1失点。粘り強い投球で相手に流れを渡さなかった。

 千賀の好投にメッツ打線は7回にようやく応える。連打で1死一、二塁の好機をつくると、アロンゾの2点適時二塁打で逆転に成功。千賀に7勝目の権利が生まれたがその裏、メッツ2番手が同点に追い付かれてしまい、千賀の白星が消滅した。

 試合はメッツが9回に2死一、三塁から代打フランシスコ・リンドーアのタイムリーで2点を勝ち越し。守護神エドウィン・ディアスがゼロで締めて、メッツが4対2で逃げ切った。
 
 勝ち星はつかなかったが、防御率が再びリーグトップに君臨した日本人右腕についてニューヨーク放送局『SNY』は「今夜、コウダイ・センガは自己最多の109球を投げ、6イニングを1失点に抑えた。今シーズン彼の防御率は1.59だ」と速報で報じた。

 さらに別の記事では千賀が28試合連続3失点以下を継続中であることを補足。2試合連続6度目のクオリティー・スタート(先発投手が6イニング以上を投げ自責点が3以下)を記録し、いまだ2点台を切る抜群の安定感に驚嘆している。

 開幕から先発ローテを守り、メッツ投手陣の大黒柱としてフル回転している千賀。メジャー初のタイトル獲得も決して夢物語ではない。

構成●THE DIGEST編集部

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