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ドジャースに6連勝&勝率MLB首位のブルワーズ、年俸総額<ド軍のぜいたく税でも勝てる理由は?「半数はDFAやトレードでやって来た。でも...」

THE DIGEST編集部

2025.07.25

ドジャース相手に6連勝を飾り、リーグ中地区首位のブルワーズ。初の世界一を目指す。(C)Getty Images

ドジャース相手に6連勝を飾り、リーグ中地区首位のブルワーズ。初の世界一を目指す。(C)Getty Images

 米日刊紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は現地7月23日、スモールマーケットながら同日時点でメジャー勝率トップに立っているミルウォーキー・ブルワーズの強さの背景を紹介した。

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 開幕4戦で1勝も挙げられず計15対47という悲惨なスコアで終えたブルワーズだったが、投手陣が続々と怪我から復帰すると調子を取り戻し、過去49試合中36試合に勝利。特に直近13試合ではロサンゼルス・ドジャースへの6連勝を含む12勝と圧倒的な成績を残している。

 同記者によると、MLB最高勝率を記録しているブルワーズの年俸総額は1億2400万ドル(約181億円)で、MLBで7番目に少ない。これはドジャースが今季支払うと予想される「ぜいたく税」のペナルティよりも低額だという。

 パット・マーフィー監督が先日、「日本の野球ファンの皆さんには失礼かもしれないが、日本の皆さんは私たちのラインアップの名前を5人も挙げられないだろう」と語ったように、ブルワーズはスター選手が少なく、今季年俸1000万ドル(約15億円)を上回る選手はわずか2人しかいない。

 では、ブルワーズが市場規模のハンデを凌駕する成績を残せているのはなぜか。

 今季不振にあえぎ、シカゴ・ホワイトソックスからトレードで加入すると大きく成績を向上させたアンドリュー・ボーンはチームの強さについて、以下のように語る。

「ここの選手の半数はDFAを受けたり、トレードでやって来た。でも、ここに来るとそのカルチャーに馴染むんだ。特に(成績が)悪いチームから来た選手には、勝利への渇望がある。自分が単なるDFAの選手ではないと証明したいんだ」

 さらに今季ボストン・レッドソックスから移籍し、9勝2敗、防御率3.28を記録している先発投手のクイン・プリースターはブルワーズが持つ育成システムの優秀さにも触れた。

「ここにトレードされてすぐに、このチームに投手育成のシステムがあるとメールを送ってもらったのを覚えている。彼らはとても素晴らしい仕事をしている。私たちの何人がさまざまな組織から来て、ここでより良くなったかを見てほしい」

 ハングリー精神と確かな組織力を武器に、ブルワーズは今シーズン球団史上初のナ・リーグ中地区3連覇、そしてワールドシリーズ制覇を達成できるか。

構成●THE DIGEST編集部

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