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日本代表

バスケアジアカップ開幕!54年ぶり頂点を目指す日本に立ちはだかる“4強の壁”、カギは「グループ首位通過」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.08.05

54年ぶりの頂点を目指す日本。まずは過去11大会で1度しか突破できていない4強の壁を越えられるか。(C)FIBA

54年ぶりの頂点を目指す日本。まずは過去11大会で1度しか突破できていない4強の壁を越えられるか。(C)FIBA

 8月5日、サウジアラビアのジッダにて「FIBAアジアカップ2025」が開幕した。

 男子日本代表にとっては1971年以来、54年ぶりの頂点を目指す舞台。しかし、その道のりは極めて厳しいことを覚悟しておかなければならない。

 1960年の第1回大会から出場している日本は、65年と71年に2度優勝を経験。その2大会を含め、1997年までの18大会中7度決勝進出、3位も7回と表彰台の常連だった。

 だが以降は中国、イラン、フィリピン、韓国らに差を広げられ、1999年以降の全11大会でメダル獲得なし。ベスト4に入ったのも田臥勇太や竹内譲次、若き比江島慎らを擁した2015年大会の一度きりだ。

 その後の2017年大会以降は、オーストラリア、ニュージーランドらオセアニア勢も大会に加わり、競争はさらに熾烈になった。直近の2大会でオーストラリアは通算12戦無敗の2連覇、ニュージーランドは17年が4位、前回の22年は3位と上位を席巻しており、今大会も揃って優勝候補に挙げられている。
 
 現行のフォーマットになったこの直近2大会で、日本は9位と7位。いずれもグループ2位で決勝トーナメントに進み、前回大会は準々決勝進出決定戦でフィリピンを撃破したものの、次のオーストラリア戦は富永啓生の33得点の爆発も及ばず14点差で敗れている。

 今大会、トム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は「目標はとりあえずグループ1位」と語っているが、その座を掴む価値は非常に大きい。

 グループ首位チームはその時点で準々決勝進出が決まる一方、2位(or3位)になると他グループの3位チーム(or2位チーム)とプレーオフを戦う必要があり、その先に他グループの1位との準々決勝が待ち受ける。

 日本にとってグループ内最大のライバルは、前回大会でも敗れているイラン。FIBAランキングは28位のイランに対して21位と上にいるが、八村塁や河村勇輝、渡邊雄太らが不参加の現ホーバス・ジャパンにとっては格上と言うべき相手だ。

 過去7大会で3度の優勝を誇る強敵から金星を奪えるかが、4強の壁を突破する最初の関門になりそうだ。

■FIBAアジアカップ2025 グループ分け
※カッコ内はFIBAランキング
※日本はグループ1位通過の場合、C組3位vsD組2位の勝者と準々決勝で対戦。2位通過の場合はA組の3位とプレーオフを戦い、勝てばD組1位との準々決勝に、3位通過の場合はA組の2位とプレーオフを戦い、勝てばC組1位との準々決勝に進む。

【グループA】
オーストラリア(7)
レバノン(29)
韓国(53)
カタール(87)

【グループB】
日本(21)
イラン(28)
シリア(71)
グアム(88)

【グループC】
中国(30)
ヨルダン(35)
サウジアラビア(65)※開催国
インド(76)

【グループD】
ニュージーランド(22)
フィリピン(34)
台湾(73)
イラク(92)

■日本代表 大会スケジュール
※日時は日本時間

8月6日(水)20:10~vsシリア(71)
【放送・配信】日本テレビ、DAZN、TVer

8月8日(金)20:10~vsイラン(28)
【放送・配信】テレビ朝日、DAZN、ABEMA

8月10日(日)20:10~vsグアム(88)
【放送・配信】テレビ朝日、DAZN、ABEMA

構成●ダンクシュート編集部
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