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NBA

八村塁から次世代エース候補・白谷柱誠ジャックへ。世界で戦う技とマインドを伝授「大事なのは競争心」<DUNKSHOOT>

萩原誠(ダンクシュート編集部)

2025.08.20

コーチのハンディ氏とともに指導にあたる八村と熱心に耳を傾ける白谷(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

コーチのハンディ氏とともに指導にあたる八村と熱心に耳を傾ける白谷(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 愛知県名古屋市のIGアリーナにて開催されている八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)主催のキャンプ「BLACK SAMURAI 2025」。8月18日、19日と2日間のキャンププログラムで、日本の中高生たちに世界基準の技とマインドを伝授した。

 本キャンプは総勢3314人の応募の中から、審査を経て計153名が参加したが、一部の招待枠もあった。その筆頭が福岡大学附属大濠高校の1年生で、“八村二世”とも言われる白谷柱誠(しらたに ちゅそん)ジャックだ。

 計4面分のコートに参加者が散らばり、メインコーチのフィル・ハンディ氏が指導にあたっている間、八村は各コートを回って可能な限りすべての選手と触れ合うよう努めていた。ただ、白谷のプレーを見ていたあるタイミングで、熱心にマンツーマン指導をするシーンがあった。

 プログラム終了後、白谷はその時の会話についてシュートフォームをアドバイスしてもらっていたと明かす。
 
「シュートを構えた時に、ボールがかぶりすぎてしまう(頭の上の方まで振り上げてしまう)ので、もう少し手前(おでこの上あたり)で打った方がいいと言ってもらいました。その方が効率よくキレイに回転がかけられるということです」

 2日目の練習後には、20日の最後に行なわれるショーケースに出場する選抜メンバー16名が発表され、もちろん白谷も選出された。

 その際、八村が選手たちに語りかけたのは、「競争」することの重要性だ。

「競争心が、自分のレベルを上げるためには大事」だと、今回のキャンプでもあえて選手たちを競わせた意図を明かした。

“憧れ”の八村からのメッセージを受け取った白谷も、「八村さんが言ったように、一つひとつ倒すつもりで明日の試合を頑張りたい」と意気込む。

 日本バスケットボール界の先頭を走るスーパースターから、未来の後継者へ――。世界で戦う上での重要なマインドが継承された瞬間となった。

構成●ダンクシュート編集部

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