愛知県名古屋市のIGアリーナにて開催されている八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)主催のキャンプ「BLACK SAMURAI 2025」。8月18日、19日と2日間のキャンププログラムで、日本の中高生たちに世界基準の技とマインドを伝授した。
本キャンプは総勢3314人の応募の中から、審査を経て計153名が参加したが、一部の招待枠もあった。その筆頭が福岡大学附属大濠高校の1年生で、“八村二世”とも言われる白谷柱誠(しらたに ちゅそん)ジャックだ。
計4面分のコートに参加者が散らばり、メインコーチのフィル・ハンディ氏が指導にあたっている間、八村は各コートを回って可能な限りすべての選手と触れ合うよう努めていた。ただ、白谷のプレーを見ていたあるタイミングで、熱心にマンツーマン指導をするシーンがあった。
プログラム終了後、白谷はその時の会話についてシュートフォームをアドバイスしてもらっていたと明かす。
「シュートを構えた時に、ボールがかぶりすぎてしまう(頭の上の方まで振り上げてしまう)ので、もう少し手前(おでこの上あたり)で打った方がいいと言ってもらいました。その方が効率よくキレイに回転がかけられるということです」
2日目の練習後には、20日の最後に行なわれるショーケースに出場する選抜メンバー16名が発表され、もちろん白谷も選出された。
その際、八村が選手たちに語りかけたのは、「競争」することの重要性だ。
「競争心が、自分のレベルを上げるためには大事」だと、今回のキャンプでもあえて選手たちを競わせた意図を明かした。
“憧れ”の八村からのメッセージを受け取った白谷も、「八村さんが言ったように、一つひとつ倒すつもりで明日の試合を頑張りたい」と意気込む。
日本バスケットボール界の先頭を走るスーパースターから、未来の後継者へ――。世界で戦う上での重要なマインドが継承された瞬間となった。
構成●ダンクシュート編集部
本キャンプは総勢3314人の応募の中から、審査を経て計153名が参加したが、一部の招待枠もあった。その筆頭が福岡大学附属大濠高校の1年生で、“八村二世”とも言われる白谷柱誠(しらたに ちゅそん)ジャックだ。
計4面分のコートに参加者が散らばり、メインコーチのフィル・ハンディ氏が指導にあたっている間、八村は各コートを回って可能な限りすべての選手と触れ合うよう努めていた。ただ、白谷のプレーを見ていたあるタイミングで、熱心にマンツーマン指導をするシーンがあった。
プログラム終了後、白谷はその時の会話についてシュートフォームをアドバイスしてもらっていたと明かす。
「シュートを構えた時に、ボールがかぶりすぎてしまう(頭の上の方まで振り上げてしまう)ので、もう少し手前(おでこの上あたり)で打った方がいいと言ってもらいました。その方が効率よくキレイに回転がかけられるということです」
2日目の練習後には、20日の最後に行なわれるショーケースに出場する選抜メンバー16名が発表され、もちろん白谷も選出された。
その際、八村が選手たちに語りかけたのは、「競争」することの重要性だ。
「競争心が、自分のレベルを上げるためには大事」だと、今回のキャンプでもあえて選手たちを競わせた意図を明かした。
“憧れ”の八村からのメッセージを受け取った白谷も、「八村さんが言ったように、一つひとつ倒すつもりで明日の試合を頑張りたい」と意気込む。
日本バスケットボール界の先頭を走るスーパースターから、未来の後継者へ――。世界で戦う上での重要なマインドが継承された瞬間となった。
構成●ダンクシュート編集部