現地時間12月25日(日本時間26日)、ニューヨーク・ニックスが、ホームのマディソンスクエア・ガーデンでクリーブランド・キャバリアーズとの“クリスマスゲーム”に臨んだ。
前半を2点リード(60-58)で終えたニックスだが、第3クォーターに入ってキャブズに24-38と主導権を握られ、第4クォーター残り10分26秒時点で17点のビハインド(86-103)を背負う。
残り8分11秒の時点でも16点差をつけられていたが、そこからベンチ陣の働きもあって巻き返し、残り1分5秒にジェイレン・ブランソンが右ウイングから2点リードへ導く3ポイントを捻じ込むと、以降はリードを譲らずに126-124で勝ち切った。
ホームで大逆転勝利を収めたニックスは、ブランソンが6本の3ポイントを含む34得点に4アシスト、2スティールでチームを牽引。ジョシュ・ハートが15得点、5リバウンド、ミケル・ブリッジズが12得点、4アシスト、2スティール、カール・アンソニー・タウンズが11得点、14リバウンド、2スティールをあげたが、とりわけ存在感が際立ったのがベンチメンバーだ。
ジョーダン・クラークソンが25得点、3スティール、タイラー・コーレックが16得点、9アシスト、ミッチェル・ロビンソンがオフェンシブ・リバウンド8本を含む13リバウンドで勝利に貢献。
今季から指揮を執るマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、「今日勝てたのはベンチ陣のおかげだ。彼らが終盤に、我々を有利な位置へと導いてくれた」と、リザーブ陣の活躍を称えた。
指揮官はさらに、クリスマスゲームをこのように総括した。
「いろんな状況を考慮すると、今日の試合は今シーズンで最高の勝利だったかもしれない。この試合は様々な要因があって混乱を招いたが、選手たちが戦い続けてくれた。調子を崩さないために口論や責任のなすりつけが激しくなる可能性もあったが、全員が解決策を見つけ出すために話し合っていた」
最終クォーターに2桁点差を背負いながら、スターター組とベンチ陣が一丸となって点差を縮め、3年連続でクリスマスゲームに勝利したニックス。
それはまるで、今月16日にラスベガスで勝利したサンアントニオ・スパーズとのNBAカップ決勝戦のような一体感で、主将ブランソンもこう話していた。
「僕らは戦い続けたんだ。今夜はもう無理だと言い聞かせるような瞬間もあった。でもタイラー、JC(クラークソン)、そしてミッチ(ロビンソン)の働きがカギになった。彼らがいたからこそ、この試合に勝てたんだ」
これでニックスは21勝9敗(勝率70.0%)でイースタン・カンファレンス2位。首位デトロイト・ピストンズ(24勝6敗/勝率80.0%)を3.0ゲーム差で追っている。
「僕らはチームとして成長しているところ。この勝利は自分たちにとって大きな一歩だ」とブランソン。昨季プレーオフでカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだチームは、球団史上3度目のリーグ制覇に向けて、着実に前進していると言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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残り8分11秒の時点でも16点差をつけられていたが、そこからベンチ陣の働きもあって巻き返し、残り1分5秒にジェイレン・ブランソンが右ウイングから2点リードへ導く3ポイントを捻じ込むと、以降はリードを譲らずに126-124で勝ち切った。
ホームで大逆転勝利を収めたニックスは、ブランソンが6本の3ポイントを含む34得点に4アシスト、2スティールでチームを牽引。ジョシュ・ハートが15得点、5リバウンド、ミケル・ブリッジズが12得点、4アシスト、2スティール、カール・アンソニー・タウンズが11得点、14リバウンド、2スティールをあげたが、とりわけ存在感が際立ったのがベンチメンバーだ。
ジョーダン・クラークソンが25得点、3スティール、タイラー・コーレックが16得点、9アシスト、ミッチェル・ロビンソンがオフェンシブ・リバウンド8本を含む13リバウンドで勝利に貢献。
今季から指揮を執るマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、「今日勝てたのはベンチ陣のおかげだ。彼らが終盤に、我々を有利な位置へと導いてくれた」と、リザーブ陣の活躍を称えた。
指揮官はさらに、クリスマスゲームをこのように総括した。
「いろんな状況を考慮すると、今日の試合は今シーズンで最高の勝利だったかもしれない。この試合は様々な要因があって混乱を招いたが、選手たちが戦い続けてくれた。調子を崩さないために口論や責任のなすりつけが激しくなる可能性もあったが、全員が解決策を見つけ出すために話し合っていた」
最終クォーターに2桁点差を背負いながら、スターター組とベンチ陣が一丸となって点差を縮め、3年連続でクリスマスゲームに勝利したニックス。
それはまるで、今月16日にラスベガスで勝利したサンアントニオ・スパーズとのNBAカップ決勝戦のような一体感で、主将ブランソンもこう話していた。
「僕らは戦い続けたんだ。今夜はもう無理だと言い聞かせるような瞬間もあった。でもタイラー、JC(クラークソン)、そしてミッチ(ロビンソン)の働きがカギになった。彼らがいたからこそ、この試合に勝てたんだ」
これでニックスは21勝9敗(勝率70.0%)でイースタン・カンファレンス2位。首位デトロイト・ピストンズ(24勝6敗/勝率80.0%)を3.0ゲーム差で追っている。
「僕らはチームとして成長しているところ。この勝利は自分たちにとって大きな一歩だ」とブランソン。昨季プレーオフでカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだチームは、球団史上3度目のリーグ制覇に向けて、着実に前進していると言えるだろう。
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