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NBA

「楽な相手だと考える者は痛い目を見る」。欧州メディアが、海外出身選手がBリーグで“成功する条件”を分析<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.12.27

今季のBリーグでは、カルバー(左)、ジョンソン(中央)、オカフォー(右)といった元NBA選手たちが活躍している。写真:B.LEAGUE

今季のBリーグでは、カルバー(左)、ジョンソン(中央)、オカフォー(右)といった元NBA選手たちが活躍している。写真:B.LEAGUE

 情報量や信頼度の高さで、ファンはもちろんのこと、選手やコーチ陣も愛読している欧州で人気のバスケサイト『BasketNews』(バスケットニュース)が、日本のBリーグについて深く掘り下げた長編記事を公開している。

 競技レベルやファンの熱狂度、選手たちのプレー環境、さらにはサラリーといった待遇面において、日本国外の選手たちからBリーグへの注目度が高まっている話を耳にする機会は最近多くなった。

 記事の冒頭で紹介しているBリーグの特徴は、近年、元NBA選手やユーロリーグの名手が多数参入している一方で、リーグを牽引しているのは地元、日本出身の選手たちであること。そして彼らがこのリーグの”顔”であり、経済的な原動力であり続けている点だ。

 その筆頭として渡邊雄太(千葉ジェッツ)や河村勇輝、富永啓生(レバンガ北海道)らが紹介。同サイトが入手した渡邊の推定年俸は、世界No.2のリーグと言われるユーロリーグのトップ3にも匹敵する額で、NBA平均も上回る水準にあり、Bリーグの経済力の向上を象徴している。

 また、金額だけでなく、サラリーが確実に支払われ、契約が順守されることも、海外から来る選手たちにとって大きな魅力になっている。
 
 興味深いのは、Bリーグで成功するために必要とされるものが他リーグと異なる点だ。それは、日本の“チームファースト”のバスケットボール文化においては、スタッツと同じくらいにチームに溶け込むことや、ケミストリーが重要視されるということ。

 Bリーグに数多くの外国人選手を送り込んでいるエージェントのチャールズ・ミズラカ氏は、「いくらスター選手になっても、良いチームメイトでなければ日本では長続きしない」と、MVP級の選手であっても、コート外の問題で解雇された例を交えてコメントしている。

 日本の球団はパフォーマンスだけでなく文化的にも適合する選手を優遇し、契約を結ぶ上では人格も重要視しているのだ。

 さらにミズラカ氏は、「日本では功績さえあればキャリア終盤でも活躍できる場所だと思われがちだ。しかし重要なのは言動なのだ」と指摘。そのうえで、「日本では、バスケットボールが上手いことが扉を開くが、良い人間であることが、その扉を開け続けてくれる」と“成功の条件”を語った。

 会場の様子については、DJやチアリーダーが盛り上げる雰囲気は欧州のリーグよりもNBAに近く、ファンは開場時間前からアリーナに到着して、飲食したり家族揃ってイベント全体を楽しむ空気が漂っていると紹介されている。

 また、応援する選手のユニフォームやタオルを身につけるといったグッズの購買力は欧州とはケタ違いに大きいのが、欧州メディアが見たBリーグの印象であるようだ。
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