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【ユーロバスケット2022】決勝戦はフランスvsスペイン!直近5大会で4度頂点に立つ両雄が11年ぶりに頂上決戦で激突<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.09.17

今回の欧州選手権決勝は、2011年以来となるフランスとスペインの激突となった。(C)Getty Images

今回の欧州選手権決勝は、2011年以来となるフランスとスペインの激突となった。(C)Getty Images

 9月16日、FIBAユーロバスケット(欧州選手権)2022は準決勝を迎え、ドイツのベルリンで2試合が開催された。

 第1戦はホームのドイツ代表とスペイン代表が激突。この日ロサンゼルス・レイカーズとの契約が発表されたデニス・シュルーダーが、ゲームハイの30得点、8アシストの大暴れで地元チームを引っ張り、ドイツは第3クォーター終盤に10点をリードする展開を作っていた。

 ところが、6点差に縮めて最終クォーターを迎えたスペインが、残り約8分からロレンゾ・ブラウン(マッカビ・テル・アビブ)やホアンチョ・エルナンゴメス(トロント・ラプターズ)が加点して13-0のランで一気に逆転。そのままリードを守り切り、最終スコア96-91で勝利を収めた。

 7大会連続のメダルが確定したスペインは、ブラウンが29得点に6アシスト、ヴィリー・エルナンゴメス(ニューオリンズ・ペリカンズ)が16得点、4リバウンド、2スティール、ホアンチョが13得点をマーク。
 
 チームトップの7アシストに5リバウンド、2ブロックで勝利に貢献したウスマン・ガルーバ(ヒューストン・ロケッツ)は「試合へ激しさを持ち込めば、なんだって起こり得るのさ」と第4クォーターの形勢逆転を喜んでいた。

 1万4073人もの観客が詰めかけてチケット完売になったこの試合、ブラウンは「エナジーがもの凄かった。ジャンプ(ボール)から最高だったよ。チームメイトのみんなもそう感じていたね」と、決勝戦への切符をかけた大一番を振り返っていた。

 続いて行なわれたポーランド代表とフランス代表の一戦は、フランスのヴィンセント・コレHC(ヘッドコーチ)が「我々は意志と決断力をもって試合をスタートした。それが違いを生み出した」と話したように、95-54という思わぬ大差でポーランドを撃破。

 フランスはリバウンド数で40-21、ペイントエリアの得点で40-16、ベンチ得点で46-28と相手を圧倒。チーム全体でフィールドゴール成功率62.1%(36/58)、3ポイント57.7%成功率(15/26)と、面白いようにショットが決まった。
 
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