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NBA

「いろんなプレーができる」レイカーズ初戦で“有言実行”の活躍を見せた八村塁。大学時代に「ここがホームになる」と“予言”も?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.26

移籍から2日後、さっそくレイカーズデビューを飾った八村。宣言通りの多彩な働きで勝利に貢献した。(C)Getty Images

移籍から2日後、さっそくレイカーズデビューを飾った八村。宣言通りの多彩な働きで勝利に貢献した。(C)Getty Images

 現地時間1月24日、ロサンゼルス・レイカーズは23日のトレードでワシントン・ウィザーズから獲得した八村塁の入団会見を開き、八村とバスケットボール運営部副代表兼GM(ゼネラルマネージャー)のロブ・ペリンカが登壇。

「フロントオフィスとして、我々は常にこのチームが現在と将来において向上することを目指している。その点で、ルイ(の獲得)は完璧な方法だと感じた。だからこそ、我々は早いうちに手を打ったんだ」

 ペリンカGMは会見でそう語り、24歳の日本人フォワードの獲得を喜んだ。その八村は、23日に夜行便でロサンゼルスへ向かい、24日の早朝6時にレイカーズの練習施設へ到着。その後フィジカルチェックを完了し、チームスタッフ、コーチ陣とのミーティングも済ませて会見へ臨んだ。

「レイカーズは最も偉大なチームの1つですし、その一員になれたこと、LAに再びやって来ることができて嬉しいです」

 八村はゴンザガ大時代に何度かステイプルズ・センター(現クリプトドットコム・アリーナ)でプレーしており、「その時から『ここが僕のホームになる』とジョークで言っていました。それが今、現実のものになったのですごく嬉しいです」と、白い歯を覗かせながら話していた。
 
 そして「レイカーズへどのようにフィットすると思うか?」という質問には、自身の持ち味をアピールしてこう語っていた。

「僕は3ポイントも、ミッドレンジ(ジャンパー)も打てますし、ペイントアタックすることだってできます。オフボールの時にはカッティングも狙いますし、リバウンドを奪ってボールプッシュすることもあります。いろんなプレーができるので、うまくいくと思っています」

 25日のサンアントニオ・スパーズ戦でレイカーズデビューを飾った八村は、ベンチから21分半の出場で12得点、6リバウンドを記録。大黒柱のレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとも息の合ったプレーを披露するなど、言葉通りの多彩な働きで、出場時の得失点差は両チームトップの+17と勝利に貢献した。

 新天地で幸先の良いスタートを切った八村。今後も持ち味の得点力と万能性を武器に、レイカーズでの地位を高めていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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