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NBA

「完全に私のミスだ」。MVP投票で“痛恨のミス”を犯した識者がヨキッチに謝罪「彼は偉大な選手の1人」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.05.12

3年連続のMVP受賞こそならなかったものの、ヨキッチは今季も99人から票を獲得。残りの1人もミスによるものだった。(C)Getty Images

3年連続のMVP受賞こそならなかったものの、ヨキッチは今季も99人から票を獲得。残りの1人もミスによるものだった。(C)Getty Images

 現地時間5月11日、NBAは今季のMVP投票を行なった100名のスポーツライター、放送関係者たちの投票内容を発表した。

 MVP投票は1位票が10ポイント、2位票が7ポイント、3位票が5ポイント、4位票が3ポイント、5位票が1ポイントとして換算され、合計ポイントが最も高かった選手が受賞者となる。

 今季はフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが1位票73で計915ポイントを獲得し、初のMVPに選出されたことが2日に発表された。

 その一方で、2年連続MVPに選ばれていたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)は1位票15を含む計674ポイントで2位に終わり、NBA史上4人目となる3年連続受賞はならず。1位票12の計606ポイントを集めたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が3位に入った。
 
 この3人は2シーズン連続でMVPの最終候補に入ったが、今季の投票結果の内訳を見てみると、エンビードが1位票73、2位票25、3位票2、アデトクンボが1位票12、2位票23、3位票65と、全100名から投票されているのに対し、ヨキッチは1位票15、2位票52、3位票32で99名と、1名から投票されていなかった。

 すると11日、米スポーツ専門局『ESPN』でNBAアナリストを務めるマーク・ジャクソンが『SiriusXM NBA Radio』にゲスト出演し、「私には生きていくうえで重要なことがある。それはミスをしたら認めることだ」と、投票での“過ち”を告白した。

「完全に私のミスだ。どうしてこんなミスをしてしまったのか考えているくらいだ。私は(MVP投票で)センター1人、フォワード2人、ガード2人に投票していたんだ」

 現役時代に正統派ポイントガードとして活躍したジャクソンは、今回の投票で1位にエンビード、2位にアデトクンボ、3位にジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、4位にシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、5位にドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)へ票を投じていた。
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