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NBA

NBA選手もハロウィンを満喫!大型新人ウェンバンヤマと、それ以上にユニークな仮装で話題をさらった意外な人物とは?<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.11.03

224cmの長身を生かした仮装で話題をさらったウェンバンヤマ。姉は自身の姿に扮するなど家族でハロウィンを楽しんだ。(C)Getty Images

224cmの長身を生かした仮装で話題をさらったウェンバンヤマ。姉は自身の姿に扮するなど家族でハロウィンを楽しんだ。(C)Getty Images

 10月31日のハロウィンの日には、本場アメリカのアスリートたちも毎年遊び心たっぷりの仮装でファンを楽しませてくれる。

 MLBのロサンゼルス・エンジェルスがAIで作成した大谷翔平の“ユニコーン”姿は日本でも話題となったが、シーズン中のNBAのスター選手たちも、さまざまなコスチューム姿を披露した。

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、ティム・バートンのホラー映画『ビートルジュース』の主人公、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは、赤と白のストライプシャツに丸メガネでお馴染みのウォーリーといった具合だ。

 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、マイアミ・ヒートに122-114で勝利した試合後、緑色の最強ヒーロー『ハルク』の出で立ちで会見に登壇している。

「さあ、始めようか。怖がらなくていいぞ」とハルクの声真似で会見を始めたヤニスは、「ハルクの声でいく? それともヤニス?」と記者団に投げかけて笑いを誘った。

 デンバー・ナゲッツが公式Xに公開した飛行場での様子も秀逸だ。仮装した選手たちが集合し、お互いに写真を撮り合ったりしているのだが、スパイダーマンはいるわ、トイ・ストーリーのキャラはいるわ、怪獣はいるわで、「一体なんの集団か!?」という異様な光景が広がっている。
 
 注目の大型ルーキー、ヴィクター・ウェンバンヤマも、アメリカンスポーツの遊び心にさっそく感化されたようで、細身で長身、黒いビジネススーツを着たのっぺらぼうの「スレンダーマン」に扮してアリーナに登場。こちらもSNSで大きな話題を集めた。

 しかし、それ以上にユーモアあふれる扮装をしたのは、彼の姉のイヴだ。彼女が選んだ仮装は、なんと弟のヴィクター。坊主頭に似せるよう髪をびっちりオールバックに固め、口の周りに髭を描き、スパーズのコスチュームに身を包んで右腕にはロングサポーター、というウェンビーお馴染みの戦闘スタイルをSNSに披露した。

 その姿が弟にそっくりか、というとそうでもないのだが、バスケ界を賑わせる弟に扮しようというアイデアは実に秀逸だった。

 イヴもバスケ選手で、身長185cmを誇る21歳の彼女は、昨シーズンはフランス女子リーグの2部に所属するモナコでプレーしていた。しかしより活躍が期待されているのは、3人制のバスケットボールだ。

 U21フランス代表として国際大会を経験し、9月にポーランドで行なわれたU23W杯にも出場。すでにホスト国として出場が決定している来年のパリ五輪に向けた強化メンバーにも選出されている。

 モナコ時代のコーチも「3×3は彼女に適している。彼女の持ち味であるリバウンド、アグレッシブさ、ペリメーターでのプレーをパーフェクトにアピールできる」と語っており、このまま順調に成長を続けていけば、来年の夏には弟のヴィクターとともに揃って自国開催のオリンピックの舞台に立つことになるだろう。

 それにしても、ハロウィンの仮装で弟に扮する、というのは、仲睦まじいことで知られるウェンバンヤマ・ファミリーを象徴するようなエピソードだ。

文●小川由紀子

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