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NBA

「ADが今夜みたいにプレーすれば、NBAのベストプレーヤー」NBAカップ決勝で“40-20”を奪ったデイビスをリーブスが絶賛!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.12.12

大会MVPに輝いたのはレブロン(左)だったが、決勝ではデイビス(中央)とリーブス(右)が力強いパフォーマンスでレイカーズを牽引した。(C)Getty Images

大会MVPに輝いたのはレブロン(左)だったが、決勝ではデイビス(中央)とリーブス(右)が力強いパフォーマンスでレイカーズを牽引した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、12月9日(日本時間10日、日付は以下同)にラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されたインシーズン・トーナメント決勝で、インディアナ・ペイサーズを123-109で下し、初代NBAカップ王者に輝いた。

 大会MVPには7試合で平均26.4点、8.0リバウンド、7.0アシストにフィールドゴール成功率56.8%、3ポイント成功率60.6%をマークしたレブロン・ジェームズが選出され、自身のキャリアに新たな勲章を加えた。

 もっとも、レイカーズは決勝戦でレブロン(24得点、11リバウンド、4アシスト、2スティール)を上回るインパクトを残した選手たちがいた。相棒レブロンとともにオールトーナメントチーム入りを飾ったアンソニー・デイビスは、両チーム最長の40分36秒コートに立ち、フィールドゴール成功率66.7%(16/24)で計41得点に20リバウンド、5アシスト、4ブロックと、八面六臂の働きで勝利の立役者に。

 試合後、『NBA TV』に出演したオースティン・リーブスは、ADことデイビスへ最大級の賛辞を送っていた。

「ADが今夜みたいにプレーすれば、おそらくNBAのベストプレーヤーだ。オフェンシブ・リバウンドにおける攻撃性は見事だったし、プットバックで簡単に点を取れることが見て取れたと思う。それに、これは僕が何度も言ってきたことだけど、彼のディフェンスも唯一無二なんだ。今夜の彼はすべてを持ち込み、本当にすごい試合をしていた」

 208㎝・115㎏のサイズと機動力を兼備するデイビスは、ディフェンシブ・アンカーとしてリムプロテクターを務める傍ら、ペリメーターやコーナーへスライドして相手選手の動きやショットを封じることができる。
 
 その効果はリーブスらチームメイトが実感しているのだろう。デイビスがフロアにいることで、相手に抜かれたり、カッティングされてもそうした味方のミスを帳消しにしてくれるからだ。

 ただ、今季途中からシックスマンへ転向したリーブスの働きも見逃せない。5日に行なわれたフェニックス・サンズとの準々決勝で決勝3ポイントを含む20得点、6リバウンドをマークしたシューティングガードは、7日の準決勝ではニューオリンズ・ペリカンズ相手に17得点、5リバウンド、7アシストで勝利に貢献。

 決勝では体調不良のなか、フィールドゴール成功率60.0%(9/15)、フリースロー成功率83.3%(10/12)でデイビスに次ぐ28得点に3アシストと、見事な働きを見せていた。

 そんなリーブスについてデイビスは『LA Times』に次のように語っていた。

「彼が今夜こなしたことだけじゃなく、今シーズンを通じてやっていることは信じられないものだ。彼は実際、僕らのプレッシャーをたくさん取っ払ってくれている。彼は1対1から、みんなのためにプレーメークできる。この組織とチームにとって重要な存在なんだ。オフェンス面で彼にできないことはない。ディフェンスでも集中しているよ。このボールクラブにとって大きく、フロアに立てば毎回、それを見せつけてくれる」

 レイカーズの中心がレブロンとデイビスなのは間違いないが、その2枚看板を援護射撃しつつ、プレーメーキングもこなせるリーブスの働きは、昨季同様に、今季も大きなカギを握ることになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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