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NBA

新旧名シューターで師弟のカリーとカーHCが互いを称賛「そこがステフの素晴らしさ」「賛辞から目を逸らさないで」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.12.11

ともに名シューターで師弟関係にあるカリー(左)とカーHC(右)が互いを称賛し合った。(C)Getty Images

ともに名シューターで師弟関係にあるカリー(左)とカーHC(右)が互いを称賛し合った。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、自他ともに認める史上最高の3ポイントシューターだ。通算成功数はレギュラーシーズン(3492本)、プレーオフ(618本)、NBAファイナル(152本)の3部門でいずれも歴代トップに立っている。

 35歳のスーパースターは、キャリア15年目の今季もここまで平均29.4点、5.1リバウンド、4.4アシスト、3ポイント成功率43.2%(平均5.1本成功)と好成績をマーク。レギュラーシーズン通算3ポイント成功率でも42.77%で歴代12位という好位置にいることからもわかるように、群を抜くほどの正確性が備わっている。

 もっとも、正確性を示す通算3ポイント成功率で歴代トップに君臨する男が、カリーの身近にいるのは興味深い。ウォリアーズの指揮官として10年目を迎えたスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、現役時代に通算910試合に出場し、45.4%という高確率を残してきた名シューターだ。
 
 そうしたなか、カリーとカーHCが12月8日(日本時間9日、日付は以下同)にYouTubeに公開された米メディア『SHOWTIME Basketball』の番組『HEADLINERS w/ Rachel Nichols』へ、揃ってゲスト出演。そこでカリーは、カーHCについてこう話していた。

「(スティーブは)その賛辞から逃れることなんてできないよ。それが僕じゃないことはわかっている。確かに、彼はこう言うだろう。『いいかい。(カリーの)放つショットを見てくれ。(カーの場合は)ワイドオープンで簡単なショットだったんだ』とね。

 でも、シュートしなきゃいけない場面で彼は決めてきた。それが問題なんだ。僕としては(カーには)賛辞から目をそらさないでほしいね。試合のなかで決めることが期待されているショットを託されるんだから、プレッシャーがかかるものなんだ」

 現役時代にシカゴ・ブルズとサンアントニオ・スパーズで計5度の優勝を経験したカーが、レギュラーシーズンで放った3ポイントは平均1.8本(成功は0.8本)。3ポイント成功率で2度リーグトップに立ったとはいえ、キャリア最多の試投数は平均2.9本、成功数も平均1.5本が最も多かった。
 
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