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NBA

ウォリアーズのカーHCがポール、ペイトン二世の放出の噂を否定「トレードで(彼らより)優れた選手を探すことはない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.02

ウエスト12位と苦しむウォリアーズ。2月8日のトレード期限までにメンバーの入れ替えは起こるのか。(C)Getty Images

ウエスト12位と苦しむウォリアーズ。2月8日のトレード期限までにメンバーの入れ替えは起こるのか。(C)Getty Images

 今季44試合を終えた時点で、ゴールデンステイト・ウォリアーズはウエスタン・カンファレンス12位の20勝24敗(勝率45.5%)。過去2シーズンはリーグトップ3の戦績を誇ったホームでも13勝13敗(勝率50.0%)と、元王者が苦しんでいる。

 チームはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの3本柱を筆頭に、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガ、モーゼス・ムーディーといった一昨季の優勝メンバーを擁する。さらにオフには、キャリア19年目のクリス・ポールや7年目のダリオ・シャリッチなどベテラン陣を補強しながら、3点差以内で決着した試合で2勝9敗と大きく負け越している点も気になる。

 各チームは今季の最終着地点を定めていくにあたり、2月8日(日本時間9日、日付は以下同)のトレード・デッドライン、その後のバイアウト・マーケットで戦力を増強する機会があるが、下位にいるウォリアーズが動くのではと多くのメディアが予想している。
 
 1月29日には『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が『FANDUEL TV』の番組『Run It Back』で、ウォリアーズは大黒柱のカリーは当然として、若手のクミンガ、ブランディン・ポジェムスキーは残す可能性が高いとし、ポールとウィギンズ、トンプソンがトレード対象になると発言。

 一方で31日には『The Athletic』でウォリアーズの番記者を務めるアンソニー・スレイターが、デッドラインまでにチームが大きく動くことはないだろうと報道。ウイングとセンターのアップグレードを目論むウォリアーズにとって、魅力的な候補にラウリー・マルッカネン(ユタ・ジャズ)が挙がるものの、今季を諦めていないジャズがライバルチームへトップスコアラーを放出するとは思えず、獲得のチャンスは低いだろう。

 米スポーツ専門局『ESPN』は2月1日、カリー、トンプソン、グリーンのコアを解体するとは考えにくいとしつつも、来季契約が無保証のポール、2025-26シーズンまで契約下にあるウィギンズのトレードについてはオープンだと報じていた。

 デッドラインまで約1週間、この時期NBAでは各チームが水面下で交渉を進めており、期限当日にビッグトレードが決まるケースも珍しくない。
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