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NBA

「彼が違いを生み出していた」八村塁の大活躍に敵将も脱帽!36得点の大暴れを見せた日本の至宝は「チームのXファクターになりたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.16

NBA入り後の5年間で最多となる6本の3ポイント成功、計36得点と躍動した八村。好調のままオールスター休暇に入った。(C)Getty Images

NBA入り後の5年間で最多となる6本の3ポイント成功、計36得点と躍動した八村。好調のままオールスター休暇に入った。(C)Getty Images

 現地時間2月14日、ロサンゼルス・レイカーズはオールスター前最後の一戦で、ユタ・ジャズと対戦した。

 連戦2日目のレイカーズはレブロン・ジェームズを休養のため欠いたが、アンソニー・デイビスがゲームハイの37得点に15リバウンド、八村塁がキャリアハイの36得点、オースティン・リーブスが22得点、7アシスト、3スティールと躍動し、138-122で快勝した。

「彼らのサイズがペイント内で我々を苦しめた。デイビスは素晴らしい活躍をしたが、私としては、ハチムラが違いを生み出していたと思う。アイソレーションからタフショットをいくつも決めたんだ」

 ジャズのウィル・ハーディHC(ヘッドコーチ)が試合後に話したように、この日の八村はエリアを問わず面白いようにショットを決めていき、フィールドゴール成功率68.4%(13/19)、3ポイント成功率75.0%(6/8)の高確率をマーク。3ポイントについてはほぼノーマークの状況を着実に仕留め、本人もたびたび笑顔を浮かべるなど絶好調な様子がうかがえた。
 
 ジャズからすれば、1月13日の試合で39得点を許していたディアンジェロ・ラッセルのプレーも影響していたのかもしれない。前回対戦時はスコアリングモードでジャズを苦しめたラッセルだが、この日はキャリアハイの17アシストを配給して攻撃を指揮した。

「ゲームというのは何かを引き起こすものなんだ。ルイはアグレッシブだったし、リーブスも序盤からよく動いていた。だからとにかくみんなを見つけてパスを捌いたんだ。前回ここでプレーした時、相手は俺に大量得点を許した。今回もその点でいい仕事をしたけど、とにかくパスを回したんだ」

 そう口にしたラッセルは、この試合で17本のアシストに加えて11得点、9リバウンドをマーク。チーム全体でフィールドゴール成功率57.1%(52/91)、3ポイント成功率45.2%(14/31)という高精度なオフェンスが展開できた要因のひとつには、この司令塔の活躍があったと言っていいだろう。
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