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NBA

「自分がベストプレーヤーだと心の底から信じている」名門セルティックスのエース、テイタムが見せる覇権奪取への自信<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.23

リーグNo.1の成績を残すセルティックス。名門を牽引するテイタムは7年目の今季、頂点に辿り着けるか。(C)Getty Images

リーグNo.1の成績を残すセルティックス。名門を牽引するテイタムは7年目の今季、頂点に辿り着けるか。(C)Getty Images

 イースタン・カンファレンスならびにリーグベストの43勝12敗(勝率78.2%)でオールスターブレイクを迎えたボストン・セルティックス。2位のクリーブランド・キャバリアーズ(36勝17敗/同67.9%)に6.0ゲーム差をつけており、プレーオフでのトップシード獲得に向けて邁進している。

 ロスターにはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンのオールスターデュオを筆頭に、クリスタプス・ポルジンギス、デリック・ホワイト、ドリュー・ホリデー、アル・ホーフォードと“6人のスターター”が健在。

 さらにベンチにもペイトン・プリチャード、サム・ハウザーに加え、2月8日(日本時間9日)のトレード・デッドラインでビッグマンのゼイビア・ティルマンSr.とペリメーターディフェンダーのジェイデン・スプリンガーを獲得して戦力増強に成功した。
 
 一昨季にイーストを制したセルティックスは、NBAファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗退。昨季はカンファレンス・ファイナルでマイアミ・ヒートに敗れるも、ファイナルまであと1勝に迫る粘りを見せた。迎えた今季は、2年ぶりのファイナル返り咲き、そして2008年以来通算18度目のリーグ制覇が目標となる。

 エースも揺るぎない自信を見せている。22日のオールスターブレイク明けを翌日に控えた21日、テイタムのインタビューが米スポーツ専門局『ESPN』に公開され、今季の布陣は2年前のファイナル進出チームを上回ると語った。

「そう思うよ。何より、僕が2年前よりもいい選手になっていると思うからね。それにブラウンも上手くなっているし、ポルジンギスが違いをもたらしている。もちろんドリュー・ホリデーが加わったこともそうだし、デリック・ホワイトは2年前よりいいプレーをしている」

 2022年のファイナルでローテーション入りしていたメンバーのうち、今も残っているのはテイタム、ブラウン、ホーフォード、ホワイト、プリチャードの5人。今季はそこにオールスター経験のある実力者(ホリデー、ポルジンギス)が加わり、途中加入組(ティルマンSr.、スプリンガー)がフィットしていけば、さらなる戦力アップも見込める。
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