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NBA

「あのサイズで誰も見たことがないことをしている」リラードがウェンバンヤマを称賛「一番驚いたのは、彼の持つ競争心だ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.17

ウェンバンヤマ(右)は1月4日に行なわれたバックス戦で、アデトクンボのショットを阻止するなど、27得点、9リバウンド、5ブロックと堂々のプレーを披露した。(C)Getty Images

ウェンバンヤマ(右)は1月4日に行なわれたバックス戦で、アデトクンボのショットを阻止するなど、27得点、9リバウンド、5ブロックと堂々のプレーを披露した。(C)Getty Images

 3月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラードが、『Dan Patrick Show』へゲストとして出演した。

 昨年9月にバックスに入団したリラードは、今年2月にインディアナポリスで開催されたオールスターゲームの3ポイントコンテストで連覇を果たし、本戦では11本の3ポイントを含む39得点、6アシストの活躍で初のMVPに輝いた。

“デイム”はキャリア12年目の今季、62試合に出場して平均24.3点、4.4リバウンド、6.9アシストに3ポイント成功率35.2%(平均3.0本成功)を残し、相棒のヤニス・アデトクンボとともにバックスを引っ張っている。

 番組内で、リラードは昨年のドラフトでサンアントニオ・スパーズから1位指名を受けた大物新人ヴィクター・ウェンバンヤマについて聞かれ、こう話していた。

「特別な選手だと思う。まず目が行くのは身長(224㎝)だろう。彼は非常に優れたバスケットボールプレーヤーだけど、彼の周囲にはものすごい誇大な宣伝が起きている。『おいおい、彼はめちゃくちゃ大きいし長いじゃないか。ゲームはすごく速いのに、NBAでやっていけるのか?』ってね。それで彼はちょっとばかり(緊張や興奮で)引きつっているように見える。確かに彼は大きくて細身だけど、本当に機敏なんだ。それにスムースに動き回るから、あのサイズで誰も見たことがないことをこなしている」
 
 1月4日のバックスとスパーズの一戦、ウェンバンヤマは速攻でリラードをビハインド・ザ・バックドリブルで抜き去ってフィニッシュへ持ち込み、守備ではアデトクンボ相手に見事なブロックショットを決めるなど27得点、9リバウンド、5ブロックと躍動。スパーズは121-125で惜敗したものの、リーグ屈指の強豪と好勝負を演じた。

 16日を終えた時点で、43勝24敗(勝率64.2%)のイースタン・カンファレンス2位につけるバックスに対し、スパーズはすでにプレーオフ進出の可能性が消滅し、ウエスタン・カンファレンス最下位の14勝53敗(勝率20.9%)と低迷。

 両チームの立ち位置は対照的ながら、ウェンバンヤマは59試合の出場で平均20.6点、10.3リバウンド、3.4アシスト、1.3スティールにリーグトップの3.4ブロックと立派な成績を残している。
 
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