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NBA

“減量効果”で健康体を保つザイオンがキャリア初のプレーオフへ意気込み「俺はとにかく勝ちたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.25

今季は健康体を保ち続けているザイオン。このまま初のプレーオフで暴れることができるか。(C)Getty Images

今季は健康体を保ち続けているザイオン。このまま初のプレーオフで暴れることができるか。(C)Getty Images

 ニューオリンズ・ペリカンズは現地時間3月19日(日本時間20日、日付は以下同)から幕を開けたアウェー4連戦を3勝1敗で切り抜け、24日終了時点でウエスタン・カンファレンス5位の44勝27敗(勝率62.0%)と好位置をキープしている。

 22日のマイアミ・ヒート戦、ペリカンズは111-88で快勝したものの、ザイオン・ウィリアムソンはフィールドゴール成功率28.6%(2/7)で今季ワーストの4得点に終わっていた。

 しかし24日のデトロイト・ピストンズ戦で見事復調。23歳のフォワードは、36分29秒のプレータイムでフィールドゴール成功率92.9%(13/14)と高確率でショットを沈め、今季最多タイの36得点に7リバウンド、6アシスト、2スティールを叩き出し114-101でチームを勝利へ導いた。

「チームメイトたち、コーチ陣が俺を信頼してくれていることはわかっている。この試合を迎えるにあたって、俺はなんとしてでも勝ちたかったんだ」
 
 そう勝利を喜んだザイオン。現在ペリカンズはチーム2位の平均20.9点に5.1リバウンド、5.8アシストをマークするブランドン・イングラムを左ヒザの骨挫傷で欠いているが、ピストンズ戦ではCJ・マッカラムが23得点、7アシスト、ナジ・マーシャルが14得点、8リバウンド、3アシスト、ヨナス・ヴァランチュナスが13得点、6リバウンドで彼の不在をカバーした。

「俺は勝ちたい。コーチ陣、チームメイトたち、この組織も、俺ら全員が同じマインドセットを持っている。とにかく俺らは勝ちたいんだ」

 プレーオフに向けてそう意気込んだザイオンだが、2019年のドラ1はプレーオフ経験は皆無。ペリカンズは一昨季に進出を飾るも、この時ザイオンは足のケガのため全休していた。

 昨季も平均26.0点、7.0リバウンド、4.6アシスト、1.1スティールにフィールドゴール成功率60.8%と立派な数字をマーク。しかし昨年1月上旬に負ったハムストリング負傷からの回復が遅れてしまったことで、残り試合を全休、チームもポストシーズンを逃していた。
 
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