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NBAが“4ポイントシュート”を導入する日は来るのか?「試す可能性がある」と元NBAのベバリーが私見<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.09.13

今でもカリーを筆頭に3ポイントラインの後方からシュートを放つ選手は多い。4ポイント導入となれば大きな変化となるが…。(C)Getty Images

今でもカリーを筆頭に3ポイントラインの後方からシュートを放つ選手は多い。4ポイント導入となれば大きな変化となるが…。(C)Getty Images

 バスケットボールにおける3ポイントシュートは、今やどのリーグのどのチームにとっても、なくてはならない攻撃の武器のひとつとなっている。

 NBAで初めて導入されたのは1979年。そのシーズンはリーグ全体の平均試投数が2.8本、平均成功数は0.8本と、チームで1試合に1本決まるかどうかという飛び道具に過ぎなかった。

 それが44年後の昨シーズンは、平均試投数が35.1本、平均成功数は12.8本まで増加。試合における重要度は一目瞭然だ。

 国やリーグによって3ポイントラインの距離に多少の違いはあれど、基本的にルールは世界共通のバスケットボールだが、近年はその流れに変化が生じつつある。フィリピンのリーグ(PBA)で新たに導入された4ポイントシュートだ。これには世界中のバスケットボーラーが反応を示したが、NBA選手も例外ではない。

 昨季まで14年間にわたってNBAに在籍し、今季からイスラエルに活躍の場を移すパトリック・ベバリーは、自身のポッドキャストで「NBAは4ポイントを試す可能性がある」と私見を語った。
 
「彼ら(NBA)は新しいことを試したり、変化を加えたりするのが好きなんだ。1年間試してみて、どうなるか見て、また戻るかもしれない。まずはGリーグで導入して、どんな影響が起こるかを見ることだってできる」

 NBAで本当に4ポイントラインが導入されれば大ニュースだが、ベバリーの言うようにエンターテインメント性を重視し、これまで様々なルール改定を行なってきたリーグだけに、全くないとも言い切れない。

 もちろん、一気に4点が狙えるのであれば、ステフィン・カリーを筆頭とした各チームのシューターたちは積極的に試合で狙うことが容易に想像できる。

 ベバリーは「得点はたくさん取れるだろうが、シュート・パーセンテージはひどいものになるだろう」と懸念材料も付け加えていたが、将来的に4ポイントラインが引かれる日は来るのだろうか。フィリピンでは否定的な意見も多かったようだが...。

構成●ダンクシュート編集部
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