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「彼のゲームは3ポイントとバスケットに向かうこと以外、進化していない」元ドラ1のブラウンがレブロン批判を展開<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.09.25

史上ワーストのドラ1に挙げられるブラウン(左)が、

史上ワーストのドラ1に挙げられるブラウン(左)が、"キング"レブロンをこき下ろした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは40歳を目前に控えた今もなお、リーグトップレベルをキープしている。ただ、元NBA選手のクワミ・ブラウンは、“NBAのキング”は身体能力に頼って進化していないと指摘して反響を呼んでいる。

 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3球団でプレー。ヒート時代にドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュとの“スリーキングス”で12年、13年とリーグ連覇を果たしただけでなく、キャブズ時代の16年にはフランチャイズ史上初のリーグタイトルをもたらし、レイカーズ移籍2年目の19-20シーズンにはアンソニー・デイビスとのデュオで自身4度目となるNBAの頂点に立った。

 個人成績に目を向けても、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ミルウォーキー・バックスほか)が保持していた通算得点記録を塗り替えて史上初の4万得点突破、シーズンMVP4回、ファイナルMVP4回、オールNBA1stチーム選出13回、オールディフェンシブ1stチーム選出5回、NBA75周年記念チーム選出、史上最多の20年連続オールスター出場、歴代唯一の通算得点とアシストでともにトップ5入り(4万474得点で1位/1万1009アシストで4位)など、偉人ぶりを挙げたら枚挙に暇がない。
 
 NBA史上最長タイ22年目、今年12月30日には40歳を迎えるレブロンだが、元NBA選手のブラウンはポッドキャスト『Swish Cultures』に出演した際、衰え知らずの“キング”をこき下ろした。

「レブロンはシカゴ(ブルズ)やボストン(セルティックス)のような、本当に堅実な規律を持ったチーム相手に苦労する。オールドスクールの選手なら、レブロンと対戦することに何の問題もないだろう。39歳の彼はミドルレンジとポストゲームで進化すべきなのに、まだ進歩が見られないからだ」

 レブロンは強靭なフィジカルと圧倒的な跳躍力を武器としているが、21年目の昨季はキャリアハイとなる3ポイント成功率41.0%(363本中149本成功)を記録するなど、アウトサイドシュートからも得点を重ねており、ブラウンの意見に異論を唱える者も少なくないだろう。

「レブロンはまだ、94フィート(約28.65メートル)をぶっちぎるだけの運動能力を持っている。でも、その運動能力がなくなったら、彼のゲームは3ポイントと頭を下げてバスケットに向かうこと以外、進化していない。ポール・ピアース(元セルティックスほか)のように、スポットへ行き、プルアップ(ジャンパー)を打つことはない。スーパースターなら進化は当たり前なんだけどね。レブロンは素晴らしい選手で、素晴らしい成績を残し、誰よりも長くプレーしている。でも、もしレブロンのジャージーを持っていたら、今すぐ燃やしているよ」
 
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