11月16日(土)、WOWOW NBAで生中継した「レイカーズvsスパーズ」にて、千葉ジェッツの原修太選手がゲスト解説を務めた。
WOWOW NBAには1年ぶりの登場となった原選手。中継後のインタビューで、試合の感想や、八村塁選手、河村勇輝選手の日本人NBA選手への思いについて語ってくれた。 ――本日は「レイカーズ対スパーズ」の試合のゲスト解説をされました。残念ながら八村選手の出場はありませんでしたが、試合はいかがでしたか。
原修太(以下原):レイカーズもスパーズもすごく面白いチームです。大きく選手が変わったわけではなく、レイカーズはヘッドコーチが変わり、スパーズはクリス・ポールが加わっただけで、だいぶ違ったチームに変化したという印象です。
レイカーズは、去年だと個の力で押し切る時間が長かったイメージでしたが、今日も終盤にカッティングにパスを合わせたプレーを決める場面がありました。もちろん、AD(アンソニー・デイビス)、レブロン(ジェームズ)を中心に攻めるというのは変わらないんですけど、その中でチームとしての約束事を作って、セットプレーで攻めるというのはすごく面白いです。
スパーズについても、去年はヴィクター・ウェンバンヤマを中心にしていたチームでしたが、今年はクリス・ポールが入ったことでオフェンスのバランスが整い、ウェンバンヤマを使ってピック&ロールやピック&ポップをしていました。解説ももちろん楽しんでやることができました。
――今シーズンのレイカーズは、レブロンが一歩下がった形で、デイビスが中心に据えられていますが、印象はいかがでしょうか。
原:ADが健康な状態であれば…(勝てる)。去年も一昨年も、ずっとそうなんですけど、そこが心配です。レイカーズはクリスチャン・ウッドなどもケガをしているので、選手のケガだけが心配な点です。
あとは、レブロンがボールを持つ時間もありますが、そうじゃない時、セットプレーの中でオフボールで動いたりとか、オフボールからレブロンが1対1をしたりとか、そういった違った面が出てきています。レブロンはアシストも(平均)9本以上記録しています。彼のアシストが増えているというのはレイカーズにとって良い傾向だと思います。
――レブロンは肉体的には当然、衰えてきている中でそれをカバーできているのはなぜなのでしょうか。
原:IQの高さだと思います。クリス・ポールもそうですが、アシストのうまさ、ポジショニング、あとは「チームメイトに誰々がついているから、そこにパスをしよう」など、そのような判断力がレブロンは長けているなと思います。見ている人がわからないようなズレとかミスマッチを見逃さずにそこにパスを供給する。だからアシストが増えるのだと思います。
それに、ジャンプ力は衰えている感じはありますが、トランジションに参加した時のパスや推進力、突破力は変わらずすごいですよね。
――八村選手は今シーズン、3ポイントシュート(以下:3P)を高確率で決めるなど好調です。彼のパフォーマンスについてはどう見ていますか。
原:ワシントン・ウィザーズの時はポストプレーが多かった印象でした。レイカーズに来てからはパスをもらってからの判断やシュートを決め切る力は良くなりましたし、効率の良い選手になったなという印象です。
ただ、これは本人の課題なのか、チームとして打つ機会が少ないだけなのかはわからないんですけど、3Pはもっと打ってもいいのかなと感じます。
WOWOW NBAには1年ぶりの登場となった原選手。中継後のインタビューで、試合の感想や、八村塁選手、河村勇輝選手の日本人NBA選手への思いについて語ってくれた。 ――本日は「レイカーズ対スパーズ」の試合のゲスト解説をされました。残念ながら八村選手の出場はありませんでしたが、試合はいかがでしたか。
原修太(以下原):レイカーズもスパーズもすごく面白いチームです。大きく選手が変わったわけではなく、レイカーズはヘッドコーチが変わり、スパーズはクリス・ポールが加わっただけで、だいぶ違ったチームに変化したという印象です。
レイカーズは、去年だと個の力で押し切る時間が長かったイメージでしたが、今日も終盤にカッティングにパスを合わせたプレーを決める場面がありました。もちろん、AD(アンソニー・デイビス)、レブロン(ジェームズ)を中心に攻めるというのは変わらないんですけど、その中でチームとしての約束事を作って、セットプレーで攻めるというのはすごく面白いです。
スパーズについても、去年はヴィクター・ウェンバンヤマを中心にしていたチームでしたが、今年はクリス・ポールが入ったことでオフェンスのバランスが整い、ウェンバンヤマを使ってピック&ロールやピック&ポップをしていました。解説ももちろん楽しんでやることができました。
――今シーズンのレイカーズは、レブロンが一歩下がった形で、デイビスが中心に据えられていますが、印象はいかがでしょうか。
原:ADが健康な状態であれば…(勝てる)。去年も一昨年も、ずっとそうなんですけど、そこが心配です。レイカーズはクリスチャン・ウッドなどもケガをしているので、選手のケガだけが心配な点です。
あとは、レブロンがボールを持つ時間もありますが、そうじゃない時、セットプレーの中でオフボールで動いたりとか、オフボールからレブロンが1対1をしたりとか、そういった違った面が出てきています。レブロンはアシストも(平均)9本以上記録しています。彼のアシストが増えているというのはレイカーズにとって良い傾向だと思います。
――レブロンは肉体的には当然、衰えてきている中でそれをカバーできているのはなぜなのでしょうか。
原:IQの高さだと思います。クリス・ポールもそうですが、アシストのうまさ、ポジショニング、あとは「チームメイトに誰々がついているから、そこにパスをしよう」など、そのような判断力がレブロンは長けているなと思います。見ている人がわからないようなズレとかミスマッチを見逃さずにそこにパスを供給する。だからアシストが増えるのだと思います。
それに、ジャンプ力は衰えている感じはありますが、トランジションに参加した時のパスや推進力、突破力は変わらずすごいですよね。
――八村選手は今シーズン、3ポイントシュート(以下:3P)を高確率で決めるなど好調です。彼のパフォーマンスについてはどう見ていますか。
原:ワシントン・ウィザーズの時はポストプレーが多かった印象でした。レイカーズに来てからはパスをもらってからの判断やシュートを決め切る力は良くなりましたし、効率の良い選手になったなという印象です。
ただ、これは本人の課題なのか、チームとして打つ機会が少ないだけなのかはわからないんですけど、3Pはもっと打ってもいいのかなと感じます。
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